Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Tannat

Famille Laplace Château d’Aydie Madiran 2015

フランス南西地方、AOCマディランのタナ種100%のワインです。過去はドメーヌ・アラン・ブリュモン(Domaine Alain Brumont)のAOCマディランをいくつか試していますが、今日のはAOCマディランとして初めてワインのボトリングと販売を行ったという、この地のパイオニアとも言えるラプラス家のワインです。

IMG_5257
代々マディランに続くラプラス家のフレデリック・ラプラス氏が1927年に立ち上げたワイナリーです。今日のシャトー・ダイディ(Château d’Aydie)というのが看板ワインのようです。


公式ページのリンクはここ。下のバナーはショップのものです。

今日のワインはしっかり載ってますが、最新のヴィンテージではデザインが変わっているようです。ブルゴーニュ型ボトルにシンプルなラベルで随分印象が違います。
・タナ 100%
熟成の記述がないんですが、インポーター情報では、新樽率20%のフレンチオーク樽(225L)で24ヶ月、コンクリートタンクで12ヶ月だそうです。海外のサイトでは、フードル(Foudre)とバリックの併用で12~15ヶ月含む合計20ヶ月とする情報もありました。まあ、しっかり樽は使ってるということで。

また、AOCマディラン(1948年認定)ではタナを主体にカベソー、カベフラ、フェール・セルヴァドゥ(Fer Servadou)がブレンド可能ですが、今日のはタナ100%ですね。
Lplace03
タナ(Tannat)は名前が示す通り、タンニン(Tannin)が語源で、タンニン成分が豊富で長熟だとされています。


作り手訪問。マディランのコミューンの西側、アドゥール川と反対に車で10分。Lplace01
今日のワインのシャトー・ダイディらしき建物が見当たりませんね。

辺りを探すと、お向かいにありました。きれいに改装中のようです。
Lplace011
ともすれば新築に見えます。(笑)


さて、AOCマディランの範囲を確認すべく、例によってINAOを地図を拝借。
Madiran01
AOCパシュラン・デュ・ヴィク・ビルAOC Pacherenc du Vic-Bilh)の地図に「AOCマディラン」と書き加えたんですが、どちらも同じ範囲なのでこれいいんです。AOCパシュラン・デュ・ヴィク・ビルはAOCマディランと同じ地域で造られる白・甘口白のAOCになります。
この2つの同じ範囲のAOCは地図でわかるように3つの県にまたがっています。マディラン自体はオート・ピレネー県(Hautes-Pyrénées)ですが、ジェール県(Gers)とピレネー・アトランティック県(Pyrénées-Atlantiques)に渡る計37のコミューンになります。

今回は念願の南西地方のGoogle Map地図を完成させたので、これで見てみます。
Lplace02
まあ、ネットで拾った地図を重ねただけなんですが、フォトショップの腕前が上がってる分、完成度も高いわけです(笑)。今日の作り手ラプラスの所在も記しましたのでご参考ください。


エチケット平面化画像。
IMG_5079
裏ラベルにはフランス語ですが、シャトーの説明とマリアージュの解説がしっかりあります。これを隠さないモトックスのシールは偉いですね。


さあ、抜栓。
IMG_5253
キャップシールは無印ですが、コルクはいい感じです。

コルク平面化。
IMG_5251
さすが長熟ワイン、DIAMの10をおごってますね。ミレジムも横に入っていて完璧。

Alc.14.5%。(pH:4.24、Brix:7.5)
黒いインキーなガーネット。タナって感じです。
IMG_5256

黒ベリー、ダークチェリー、森の下草、腐葉土。
若干酸味が乗った辛口アタック。
味わいの厚みはそこそこかな。
しっかりしたストラクチャーも感じるんですが、
最初の酸に少し邪魔されてるかも。
もう数年後かなぁ~という気がします。
余韻も酸は気になるんですが、
やはり熟成のポテンシャルはビンビン感じます。

ただ、最近飲んだウルグアイのタナがバリうまだったので、
どうしても比較してしまいます。(笑)


*****


Famille Laplace
Château d’Aydie
Madiran 2015
RRWポイント 90点


Garzón Tannat Reserva 2018

久しぶりにウルグアイのタナをいただきましょう。フランス南西地方のマディランで有名な品種ですが、ウルグアイでは国の代表品種と言ってもよい力の入れようです。と言っても日本でウルグアイの選択肢はあまりないんですよね。結局前にも試したことのある、ヴィノスやまざきに置いてあるボデガ・ガルソン(Bodega Garzón)と相成りました。チリのカルメネール、アルゼンチンのマルベック、そしてウルグアイのタナ。これらを勝手に南米うまうま御三家と呼んでいます。(笑)

IMG_5200
ボデガ・ガルソンは1999年にアレハンドロ・ブルゲローニ氏(Alejandro P. Bulgheroni)がマルドナド県のガルソンに創設しました。この方、ワインをこよなく愛する南米を代表する経済人だそうで、アルゼンチンやナパ、イタリアのワイナリーにも出資してるという資産家です。その方が自ら立ち上げたのがウルグアイのここですから相当こだわりがあるような気がします。

公式ページは美しいワイナリーの写真が目を引く今風のタイプです。

ウルグアイの紹介から、ワイナリーの紹介から、なかなかの充実度です。ワイン紹介もしっかりしています。
・タナ 100%
レセルバですから樽熟してます。フレンチオークのバリックと5,000Lの大樽併用で澱と共に6~12ヶ月熟成させるとのこと。


タナ(Tannat)は当然フランス原産なんですが、ウルグアイで広まりました。
Uruguay02
フランスからの移民でブドウ栽培家であったパスクアル・アリアゲ(Pascual Harriague)さんがウルグアイにタナを導入したということで(1870年頃)、ウルグアイではタナのシノニム「アリアゲ」とも呼ばれます。
フランス本国では南西地方マディランを中心に2,513ha(2016年)栽培されていますが、他のヨーロッパではほとんどなく、次点はウルグアイの1,725haになります。その次がアルゼンチン(837ha)、アメリカ(247ha)と続きます。ウルグアイのタナの多さがわかりますね。


ワイナリー訪問。ストビューがないので公式ページの空撮写真を拝借します。
Garzon01
近代的で広大な施設です。まわりの畑もきれいですね。首都モンテビデオからは東に車で3時間ほど、その名もガルソンというところにあります。

ウルグアイをGoogle Map上で見てみましょう。ボデガ・ガルソンも記しました。
Uruguay01
ウルグアイのワイン産地の地図もインポーズしました。ガルソンは産地で言うとマルドナド(Maldonado)になります。小さな国ですが国中でワインを作ってるようですね。

南米大陸でいうとここらへんです。
Uruguay00
チリ、アルゼンチン、南アフリカの銘醸地と同じ緯度ですね。


ウルグアイ・ワインの公式ページというのも情報多く、興味深いです。ご参考まで。



ラベル平面化画像。
IMG_4737
裏ラベルで、ヴィノスやまざき蔵直ワインというのがわかりますね。


さあ、抜栓。
IMG_5198
キャップシールはエンボスで名前入り。コルクはこれだけなので平面化なし。

Alc.14.5%。(pH:4.72、Brix:7.5)
濃い濃いインキーなガーネット。
IMG_5199

黒ベリー、カシス、黒胡椒。
辛口アタック。
タンニンにすぐ気がつきますが非常にスムース。
ふくよかで厚みのあるストラクチャー。
コクはあるんですが全然重々しくない、好きな感じです。
甘やかさ、コク、柔らかな渋み…すべてが絶妙なバランス。
そして、極上のタンニンを味わい尽くすような長い余韻。
タナ(Tannat)はタンニン(Tannin)が語源というのがよくわかります。

ウルグアイのタナ。素晴らしいです。
と言うより、間違いないですよ、この作り手。


*****


Bodega Garzón
Tannat Reserva 2018
RRWポイント 98点


Brumont Petit Torus 2015 Madiran

南西地方最高の生産者(と個人的に思う)アラン・ブリュモンです。
例によってここはタナ主体で素晴らしいワインを作ります。
このプチ・トーラスなるワイン、リカマンでお安く出てました。(笑)


IMG_9857
「プチ」が付いてますから、普通のトーラスというワインもあります。
プチはセカンドラベルか特別限定品という位置づけのようです。


公式ページは主力のChâteau MontusBouscasséが中心に載ってます。

以前に飲んだラ・ガスコーニュのシリーズと一緒にトーラスも載ってました。
しかし、プチ・トーラスは見当たりませんね。
仕方ないのでリカマンのサイト他ネット情報に頼ります。
・タナ 55%
・カベソー 25%
・カベフラ 20%
なんかいい感じのセパージュですね。(笑)
熟成は樽はなく、コンクリートとステンレスのタンクで1年だそうです。
そして、AOCマディランですね。


前にも行ってますが、作り手訪問。
Brumont
建設中のBrumontの新社屋、完成してるかと思ったら、(Google Map上)
写真が更新されておらず依然建設中。(笑)
この建物の向かいがブリュモン所有のシャトー・ブースカッセになります。
シャトー・モンテュスは車で15分ほど離れていてマディラン寄りです。


AOCマディランの位置関係をシュッド・ウエスト(南西地方)の地図で確認。
Vins _du_Sud-Ouest
以前に描いた南西地方のAOCまとめ地図の再利用ですが、
南西地方は「川」を基準に位置関係を頭に入れると簡単でしたね。
マディランはアドゥール川が流れています。

どうでもいいですが、マディラン近くのアドゥール川べりへ行ってみました。
Brumont2
なんとなく雰囲気はいいです。(笑)


エチケット平面化画像。お肉の原料のイラストかわいいです。(笑)
IMG_8686
お馴染みのアランさんの写真入り裏ラベル。


さて、抜栓。
IMG_9861
DIAM1、テクニカルコルクながらブリュモン仕様です。

コルク平面化画像です。
IMG_9863
フランス語、英語、スウェーデン語(?)、そしてなんと日本語!

Alc.13.5%。
濃いガーネット。
IMG_9856

ブラックチェリー、ブラックベリー。
軽め爽やか系の辛口アタック。
タンニンも最初から効いてますね。
なんせ、タナの名前はタンニンから来てますからね。
軽めながら凝縮感ありです。
濃いんだけどサラッと飲める。
これはバックグラウンドの酸のお陰かな。
家飲みにちょうどいい「重赤」です。


*****


Domaine Alain Brumont
Petit Torus 2015 Madiran
RRWポイント 91点


La Gascogne d'Alain Brumont Tannat Cabernet Sauvignon 2016

スーパーの棚でひときわ目立つ派手なカラーのラベルですね。
よく見るとシャトー・モンテュスのアラン・ブリュモンです。
タナ主体なんておいしそう。かつ、とってもお手頃価格。
思わずカゴに投入していました。(笑)


IMG_8102


公式ページには「ラ・ガスコーニュ」のシリーズはあるのですが、
タナ・カベルネソーヴィニヨンが載っていません。
タナはブリュモンの十八番ですが、これは新ラインナップのようです。
しかたないので日本のインポーターのサイトを頼ります。
セパージュは、
・タナ 80%
・カベソー 20%
15%だけを樽熟成しているようです。軽めの樽ですね。

Tannat1

ドメーヌ訪問は過去記事でやってますので割愛します。


IGPコート・ド・ガスコーニュ(Côtes de Gascogne)を確認します。
Gascogne01
全シュッドウェスト(南西地方)ってことですね。


エチケット平面化画像。
IMG_8068
シャトー・モンテュスと同じく、裏には当主のお写真が。


さあ、スクリュー回転していただきます。
Alc.14%。濃いガーネット。
IMG_8101
濃いよ~。タナだよ~。ほんと濃い。
さすが「黒ワイン」と呼ばれるだけあります。

カシス、チェリー、フレッシュな香り。
フルーティな辛口アタックです。
軽めのボディですが、そこそこ立体感あり。
甘さや酸味は感じますが、ほどよく溶け込んでいる感じです。
余韻はさらっと愛想ないですが、
うまさはあってオールオッケー!

フルーティーでおいしいんですが、
タナっぽさはあまり感じないのは不思議。


*****


Domaine Alain Brumont
La Gascogne d'Alain Brumont
Tannat Cabernet Sauvignon 2016
IGP Côtes de Gascogne
RRWポイント 89点


Garzón Tannat de Corte 2016

ヴィノスやまざきでウルグアイワイン発見。
やっぱりタナですね。
タナ飲みたさに、すぐさまゲットです。


IMG_6042


公式ページはよくできています。
驚いたのはワイナリー施設のかっこよさ。

思わずGoogle Mapで現地へ飛んでみます。
Garz01
まわりの畑も美しいですね。

モンテビデオから車で3時間。
Garz02
アルゼンチンのブエノスアイレスとの位置関係も見ておきましょう。

ヴィノスやまざきの直輸入ですね。
IMG_5380
裏ラベルが専用になってます。情報多いからいいですが。

セパージュは、
・タナ 80%
・マルセラン 10%
・カベルネ・フラン 7%
・プチヴェルド 3%
と、凝ったブレンドですね。

ステンレスタンクで3~6ヶ月と樽はないですが、
澱と一緒にシュール・リー熟成をしています。


興味津々。抜栓と行きましょう。
Alc.14%。
黒いくらい濃いガーネットです。
黒ベリーに乾いた草のような香り。
ラズベリージャムからのキャンディ香も微妙に感じます。
うま味のあるアタックに収斂性のタンニンが来ます。
酸味もかすかにありますが、いいアクセントです。
全体のバランスは絶妙。これはうまい。

上級ラインもいただいてみたくなります。
またヴィノスやまざき行かなくっちゃ。


*****


Bodega Garzón Tannat de Corte 2016
RRWポイント 90点


Château Montus 2012 AOC Madiran

久々のシュッドウェスト(南西地方)のAOCマディランです。
マディランと言えば原産のタナ種ですよね。
日本ウルグアイアルゼンチンも試したお馴染みの品種です。


IMG_5510


さてこのシャトー・モンテュスですが、
ドメーヌ・アラン・ブリュモン(Domaine Alain Brumont)の
アラン・ブリュモン氏が所有する、ドメーヌを代表するシャトーです。

公式ページを見ると「Vignobles Brumont」という社名のようです。
他にもシャトー・ブースカセ(Château Bouscassé)も所有しており、
本拠地はシャトー・ブースカセの前にありました。
Montus04
新社屋を建設中でしょうか。

ここから本日のワインのシャトー・モンテュスまで車で15分ほど。
Montus05
ピレネー山脈の山裾に位置しています。

ボルドーや近郊の都市との位置関係を見ておきましょう。
Montus07
まさにシュッドウェスト(南西地方)ですね。

で、肝心のシャトー・モンテュスへGoogle Map訪問してみますが、
Montus02
いつものごとく、ここより中へは入れませんでした。(笑)

この一本道を入って行くと、
Montus08
こんな立派なシャトーがあるようです。


ところで、本日のワイン、実は2本あります。
IMG_5422
それはなぜかというと、アマゾンで買ったのですが、
訳あってもう一本送ってもらったからです。

連日の猛暑の中の輸送で、ワインが吹きこぼれていたのです。Montus01
苦情を入れると、すぐにもう一本送ってくれたのですが、
それも同じくクール便ではないですから、
今度は吹きこぼれはしなかったものの、
同じく灼熱のトラックに揺られてきたことでしょう。
少々心配ですね。

これから夏場はネットでワインを買わないことにします。
もしくは、高くてもクール便を使わないといけませんね。

さて、今日のワインに話を戻しましょう。
IMG_5413
セパージュは、
・タナ 80%
・カベソー 20%
このカベソーとのブレンドで注目を集め、評価も高まったそうです。
データシートも公式ページに用意されてますのでご参考ください。
樽熟は、60~80%の新樽率で、12~14か月とのこと。


さて、抜栓。(もちろん、吹きこぼれなかった方)
Alc.15%。うわっ!フルボディーです。
濃い濃いガーネット、ぜんぜん透けないです。
黒ベリー、カシスのジャムのような甘い香り。
スワリングでちょっと青野菜が出ます。
タンニンだと思いますが滋味溢れるパワフルなアタック。
フルボディ感ハンパないですね。
収斂性は感じますが余韻はうま長。

しかし、体調もあったせいか、
味はいいのに重すぎて飲み疲れました。
2日目もう一度試してから採点するとしましょう。

うん、昨日より+1点。


*****


Domaine Alain Brumont
Château Montus 2012 AOC Madiran
RRWポイント 89点


Traversa Viña Salort Tannat Reserva 2015

ウルグアイのタナです。
サッカーワールドカップ、ロシア大会開幕。
ウルグアイの初戦勝利を記念して抜栓です。(笑)
タナ50%でしたが、結構おいしかったです。
今回は同社のプレミアムライン、
タナ100%はいかがでしょうか?


IMG_5060


以前も紹介した公式ページは少々情報量少なしです。
Tannat1
タナの写真でお茶を濁しておきます。(笑)


また裏ラベル頼りですが、追加情報としては…
IMG_5055
「Viña Salort」のラインは創業者の奥様の名前にちなんでいるとか、
熟成は100%新樽のアメリカンオークであることぐらいですね。

前回もGoogle Map訪問はしましたので、今回は横の道から畑越しに。
Traversa01


9月の撮影ですから南半球は冬~春先ですね。
枝だけの畑は殺風景、かつ撮影時の天気が悪い。(笑)

Google Mapにいい写真が上がっていたので拝借。
Traversa02


抜栓。Alc.13.5%。
濃い濃いルビーにかすかに紫がかってます。
黒ベリーにリンゴのような風味もします。
クリーミーな樽香。
これがアメリカンオーク100%の香りなのでしょうか。
やはりタナだけあって特徴的なタンニンです。
力強いですが、鋭くはないです。
酸味も残りますが、これも全体を通じ丸みのある味。
余韻もタンニンが主役ながら心地いいですね。
まちがいなくタナです。
日本のタナでも感じた風味を思い出します。

ただ、タナはブレンドの方がうまいかも…。


*****


Familia Traversa
Viña Salort Tannat Reserva 2015
RRWポイント 89点


Traversa Noble Alianza Reserva 2015

このブログを書き始めて最初の企画、
それが「タナ」品種くらべでした。
本家フランス、マディランのタナには僅差で敗れましたが、
ウルグアイワインの底力を見た気がしました。
そこで、今日はまたウルグアイからの1本をいただきます。


NobleAlianza


日本で入手しやすいウルグアイワインはやはり大手のトラベルサ。
今回もタナ主体ですが、マルセランとメルローをブレンドしたものです。
「Noble Alianza」は英語の「Noble Alliance」。
すなわち「高貴な結びつき」、このブレンドのことを表しているのでしょう。

公式サイトではあまり詳細な情報が載っていません。
仕方がないので、これを購入したワイン屋さんのサイトや、
裏ラベルを調べてみます。


NobleAlianzaRv


セパージュはわかりました。
・タナ 50%
・マルセラン 30%
・メルロー 20%
半分はタナですが、気になるのは30%のマルセラン。
調べると、カベソーとグルナッシュの交配種だそうで。
1961年誕生の比較的新しい品種らしく、
仏ラングドック地方で土着品種として普及してるそうです。
おそらく、
メルローとともにタナの個性を和らげるためのブレンドと思われます。
さて、どんな「高貴な調和(ブレンド)」を見せてくれるでしょうか。

Alc.13.5%。
濃いガーネット、エッジが微かに褐色味あり。
黒ベリーと樽香がきれいに融合した優雅な香りがします。
微妙に生野菜のニュアンス。
口当たりは軽めな印象ですが、よく言えばエレガント。
しかし驚くのは、タナなのにタンニンが大人しめ。
50%に抑えたブレンドの妙でしょうか。
軽め、もしくはフルーティと注釈がつきますが、
とにかくおいしいと言える一品です。
余韻も重くなくあっさり来ます。
ボトルにオリが結構残っていたので、
2015年モノですが割と熟成は進んでいたのかもしれません。

なかなか好印象なので、
ワイナリーを訪問しておきました。(Google Mapで。)
GMtraversa


少々びっくりしましたが、首都モンテビデオの市内にあります。
畑も隣接しているようです。


*****


Familia Traversa
Noble Alianza Reserva 2015
RRWポイント 90点


El Testeco / Don David Tannat Reserva 2014

先日のタナ品種の探求において、
ウルグアイもフランスもそこそこおいしいという結論でした。

ここで気になったのは、
本件のきっかけとなった日本の丹波ワインでさえメルローとのブレンドだったいうことです。
タナだけで成立するタンニン風味豊かなワインってあるのでしょうか?

タナ100%ってあるのかなと調べると、アルゼンチンにありました。



FullSizeRender (2)


El EstecoのDon Davidです。
ウルグアイでもメルローとブレンドしていますが、
ここはタナ100%で勝負しています。

タナがウルグアイに根付いたのはかなり古いです。
ヨーロッパが19世紀にフォロキセラ禍でブドウが壊滅したころ、
優秀なエノロゴ(醸造家)がブドウの主要品種とともに南米に渡りました。
この時、タナをウルグアイに持ち込んだのは、
今のスペインのバスク地方に住む人たちと言われています。
ウルグアイで定着したタナはその後アルゼンチンにも伝えられたようです。
Tannat1
そう考えると、このアルゼンチンのタナ100%も歴史の重みを感じますね。


で、お味ですが、ステーキと合わせたのですが、
なかなかいい感じのタンニン味でベストマッチと思いました。
ただ、タナ100%というのが災いしたのか、味は少々単調で、
複雑味に欠ける感じはかすかに感じました。

さてさて、アルゼンチンと言えばマルベック。
次は赤身のステーキにマルベックでリベンジしてもらいましょうかね。


*****


El Testeco / Don David Tannat Reserva 2014
RRWポイント 85点


Domaine de Bassail Tradition 2013 Madiran AOC

タナ品種飲み比べで試したフランス、マディランAOCのワインの単独ページです。


Bassail


日本ウルグアイと比べましたが、
タナの本家、フランス南西部のマディラン産が一番おいしかったです。
どれもタナ品種の特徴を出していておいしかったのですが、
ウルグアイよりマディランなんだ!と驚きでした。


タナ-2


これを買ったAmazonのページには、
タナ80%、カベルネ・ソーヴィ二ヨン20%
との表記がありましたが、タナ100%とするサイトもあり、
本家サイトが見当たらないので不明です。


*****


Domaine de Bassail / Tradition Madiran 2013
RRWポイント 88点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


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