Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Tempranillo

Rejadorada Tinto Roble 2017 Toro

リカマンでセールになっていたので買っておいたものですが、スペインはDOトロのテンプラニージョです。「Roble」とあるのでオーク樽熟成をしてるはず。見かけはなかなかいい雰囲気なんですが、裏ラベルに「添加物:安定剤(アラビアガム)」の表示を発見…。

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レハドラダというこの作り手、1999年にトロの町中にあるレハ・ドラダ宮殿(Palacio de Reja Dorada)と呼ばれるところで始まったそうです。2003年にはトロ郊外に移転し近代的な設備のワイナリーになっていますが、名前はその始まりの場所にちなみレハ・ドラダ(金色の格子)としています。その昔、トロの町を守って命を落としたアントナ・ガルシアという女性の英雄がいたそうで、イサベル女王(イサベル1世)は彼女の功績を称え、彼女が処刑されたところの格子を金メッキするように命じたのが、レハ・ドラダ(金色の格子)の謂れだそうです。

公式ページは今風のいい感じなやつです。内容は充実、データシートもしっかり完備。

ラインアップはシンプルで、全部で6種類。今日のこれはやはりエントリーレンジのようです。
・テンプラニージョ 100%
テンプラニージョはここトロでは「Tinta de Toro」というシノニムで呼ばれます。樽熟はアメリカンオークとフレンチオークの併用で6ヶ月だそうです。

で、裏ラベルの表示にあった添加物の安定剤(アラビアガム)というのがこれです。
Bouchard02
アカシア属アラビアゴムノキの樹皮から採る樹脂で、「アラビアガム」の代わりに「アカシア」と表示されることもあります。自然由来ですし、禁止されているわけでもなく、乳化剤や安定剤として広く使われているもののようです。例えば、アイスクリームやガムシロップ。あと、清涼飲料水の類、特にコーラはこれなしには成分が均一に混ざらないそうです。まさに安定剤なわけですね。
ただし、たいていのワインはこんなもの入れずに作っているわけで、やはりローレンジのワインはこういうものの力を借りて、それなりの味わいを作為的に作り出そうとして入れるもんなんでしょうね。あまり気にしたくはないですが、何となく微妙な気分になります(笑)。


作り手訪問。トロの町からドゥエロ川沿いに西に車で15分ほどいったところです。
Rejadorada01
1999年の創業の場所、トロの町の中にあるレハドラダ宮殿(Palacio de Reja Dorada)と呼ばれる建物は今はホテルになっているようです。

このあたりは、今日のワインがそうであるようにDOトロ(DO Toro)になります。
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このネットで拾ったカスティージャ・イ・レオン州(Castilla y León)の DO地図で、ドゥエロ川周辺の他のDOの位置関係含めよくわかるんではありますが、やはりGoogle Map上でも見たくなりますね。

はい、それがこれです。今日の作り手レハドラダの位置も書き込みました。
Rejadorada02
DOトロの域内でドゥエロ川も近くいい感じの場所にありますね。このあたりもキーは川(ドゥエロ川)なので色を塗って目立たせました。下流でポルトガル語のドウロ川に名を変え大西洋に注ぎ込んでいます。有名なDOリベラ・デル・ドゥエロ(DO Ribera del Duero)はDOトロよりかなり上流です。


ラベル平面化画像。
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やはり、レハ・ドラダ(金色の格子)がシンボルマークです。裏側にはDOトロの認証シールもあります。よく見るとこのマーク、牛を描いてあるようですね。トロ(Toro)はスペイン語で雄牛の意味です。


さあ、抜栓。
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キャップシール、コルク、シンボルマーク入りです。

コルク平面化。
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DIAM3でした。

Alc.14.5%。(pH:4.56、Brix:8.0)
濃い濃いガーネット。
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黒ベリー、ダークチェリー、リコリス。
辛口アタック。
厚みのある味ですよ。
ビロードのようなテクスチャーも感じます。
スモーキーさはアメリカンオーク樽由来でしょうか。
このまとまりのよさは…アラビアガムの効果?(笑)
酸はかすかでフレッシュネスを与えてます。
タンニンもいい具合に喉元をくすぐりますな~。
余韻もいいバランス続きます。

もう少し寝かせても良さそうな印象もあります。しかし、
これらのいい感じがアラビアガム効果だとしたら…微妙だな~。(笑)


*****


Bodega Rejadorada
Tinto Roble 2017
D.O. Toro
RRWポイント 93点


Alejandro Fernández Condado de Haza Crianza 2016 Ribera del Duero

間違いない作り手というのは、どこの国、どの品種についても居るもので、スペインのテンプラニージョに関しては、このアレハンドロ・フェルナンデス(Alejandro Fernández)さんはその一人に違いないです。1975年から作るティント・ペスケラはすぐに名声を得、ベガ・シシリアの名前くらいしか知られていなかったリベラ・デル・ドゥエロという産地に世界の注目を集めさせ、1982年にDOリベラ・デル・ドゥエロ(DO Ribera del Duero)を誕生させるキッカケともなりました。今日は氏のもう一つのリベラ・デル・ドゥエロ、コンダド・デ・アサをお試しです。

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アレハンドロ・フェルナンデス(Familia Fernández Rivera)は1972年にドゥエロ川河畔の町ペスケラ・デ・ドゥエロ(Pesquera de Duero)で創業します。1975年にティント・ペスケラ(Tinto Pesquera)の初ヴィンテージをリリース、その評判によって1982年に原産地呼称、DO(Denominación de Origen)リベラ・デル・ドゥエロが出来たのは前述の通り。同年、最高級のハヌース・ペスケラ(Janús Pesquera)をリリース。これをパーカーおじさんは「スペインのペトリュス」と絶賛しています。
1995年にもう一つのリベラ・デル・ドゥエロのワイナリーを立ち上げるのですが、それが今日のコンダド・デ・アサ(Condado de Haza)」になります。その後も1998年にサモーラ近くにデエサ・ラ・グランハ(Dehesa la Granja)、1999年にカスティージャ・ラ・マンチャのエル・ビンクロ(El Vínculo)と矢継ぎ早に新ワイナリーを立ち上げてきました。


公式ページは以上の4つのワイナリーがひとつになってます。


なんと日本語も選べるようになってます。その心意気、うれしいですね。

情報もしっかりあって非常に好感が持てます。
・テンプラニージョ 100%
熟成はアメリカンオークの樽で18ヶ月。さらにボトルで6ヶ月です。
30分以上前のデカンタージュ推奨。無濾過なので沈殿物の可能性ありとか丁寧な情報です。


ペスケラ・デ・ドゥエロ(Pesquera de Duero)のティント・ペスケラの方は前に訪問してます。今日のコンダド・デ・アサはドゥエロ川沿いに車で30分ほど上流へ行った所にあります。
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「Condado de Haza」というのは「アサ(Haza)にある伯爵の領地」という意味です。このワイナリーの南側(さらに車で20分ほど)に確かにアサ(Haza)という小さな集落が丘の上にありました。30人ほどしか住んでいないそうですが、スペイン歴史保護遺産にもなっている昔の要塞都市なんだそうです。

そこの観光スポットの「サンミゲル教会」がなんだか見覚えがあります。
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今日のワインのラベルのイラストですね。ワイナリーじゃなくて地元のシンボルをあしらっていたわけですね。

ネットで拾ったカスティージャ・イ・レオン州(Castilla y León)の DO地図で、DOリベラ・デル・ドゥエロ他、アレハンドロ・フェルナンデスの拠点の位置関係を確認しましょう。
Haza03
と思いましたが、この地図じゃイマイチしっくりきませんねぇ。

やはりこれです。Google Map上で地形と合わせてみます。うん、わかりやすい。
Haza01
ドゥエロ川(Duero)が重要です。元の地図は流路が若干間違ってましたので描き直しています。下流域でポルトガルに入るとドウロ川(Douro)に名を変えるんでしたね。
Tinto Pesquera、Condado de Haza、Dehesa la Granja の場所も示しました。El Vínculo はカスティージャ・ラ・マンチャ州(マドリードの南)なので少し離れています。右下のスペイン地図に書き込みました。(笑)


ラベル平面化画像。
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クリアンサCrianza)ですから、規定では24ヶ月熟成内、6ヶ月は樽)です。樽18ヶ月+ボトル6ヶ月なので一応クリアですね。コンダド・デ・アサには上級のレセルバReserva)もあって、樽24ヶ月+ボトル12ヶ月しています。これも当然ながらレセルバの規定、36ヶ月熟成内、12ヶ月は樽)をクリアしています。


さあ、抜栓。
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キャップシールはアレハンドロ・フェルナンデス共通のデザインです。

コルク平面化。
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シンプルですが、ヴィンテージがちゃんと横に打ってあります。

Alc.14.5%。(pH:4.47、Brix:7.5)
濃いガーネット。
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黒ベリー。プラムは酸を連想させる感じ。
藁っぽいですがブレットとは違うようです。
アメリカンオーク樽でしょうかね。
辛口アタック。
とろみのある厚みはいいですね。
ビロードのような繊細な舌触り。
奥深い複雑味も感じます。
かすかな酸がとてもいい隠し味になってますし。
タンニンも控え目ですがいい仕事して効いています。
余韻は、うまさのバランスをおさらいできる例のやつ。

いやあ、テンプラニージョは、やはり、
アレハンドロ・フェルナンデスで間違いないっす。


*****

Alejandro Fernández
Condado de Haza Crianza 2016
Ribera del Duero
RRWポイント 96点


Hay Shed Hill Shiraz Tempranillo 2018 Margaret River

果実いっぱい、可愛らしいラベルデザインのワインをコストコで発見。マーガレット・リバー(Margaret River)とな。はは~ん、オーストラリアのいつもと反対側(西側)の産地ですな。パース(Perth)の町のある側。これもお初の産地です。試してみないとです。シラー・テンプラニージョというブレンドも面白そうですね。


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作り手のヘイ・シェッド・ヒルは、1973年創業のマーガレット・リバーでも最古のワイナリーの一つだそうです。最初は第一次世界大戦の帰還兵が入植した酪農場で、1980年代後半にモリソン家が取得し、ヘイ・シェッド・ヒルの名をつけてワイナリーとして整えたようです。その後2006年に現在のパートナーグループに所有権が変わり、産地の特性をよく表した高品質なワインを産み出しているそうです。


公式ページは今風でいい感じ。ショップ兼用ながらワイン紹介もしっかり。

セパージュはこうです。
・シラーズ 86%
・テンプラニージョ 14%
オーストラリアのGI(地理的呼称)制度では、そのGIで産出されたブドウを85%含んでいれば、地名表示(この場合、マーガレット・リバー)ができ、さらに3品種以下であれば合計95%がそのGI産出であれば多い順に品種の表示ができます。なので、Margaret River / Shiraz Tempranillo と表示されているわけですね。
シラーズとテンプラニージョは別々に発酵・醸しを行い、熟成は、新樽1/3、残りは1~2年落ちのフレンチオーク樽で15ヶ月と、なかなか手が込んでいます。


さあ、西オーストラリア州に飛んでワイナリー訪問します。
HayShedHill01
パースの町からは車で南へ3時間ほどと少し距離はありますね。セラードアが常設でテイスティングができるようになっています。

マーガレット・リバーはオーストラリア西端のインド洋に面した半島状になっています。年中温暖な地中海性気候でカベソーやシャルドネがよく栽培され、域内に200ほどの生産者がいます。
HayShedHill02
Google Mapにいろいろと貼り付けましたので、オーストラリア内での位置関係、西オーストラリア州のその他の産地やパースの町との位置関係も把握できましたでしょうか。
また、今日の作り手 Hay Shed Hill の所在と共にマーガレット・リバーのサブリージョンも書き込んでいます。ただし、公式にはマーガレット・リバーのサブリージョンはなく、1999年にブドウ栽培学者のジョン・グラッドストーンズ博士が気候や土壌の差から6つのサブリージョンを提案したものになります。今日の Hay Shed Hill もあるウィリャブラップ(Wilyabrup)は特に温暖で一番優良なカベソーの作り手が集中しているそうです。

マーガレット・リバーは海岸線もきれいで風光明媚なところが多いリゾート地です。
HayShedHill03
行ってみたいな~とふと思いますが、アデレードから車で28時間、シドニーからだと43時間にもなります。オーストラリアってやはりデカい。デカすぎます。


因みにですが、西オーストラリア・ワイン公式ページというのがあり、マーガレット・リバー含む西オーストラリアの産地の詳細が載っています。


マーガレット・リバー・ワインの公式ページというのもありました。

登録メンバー(145件)のワイナリー情報も載ってます。


ラベル平面化画像。
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セパージュによってラベルのデザインが変わります。他にもいろんな果実のデザインがありますが、ブドウだけない。(笑)しかし、コストコは裏ラベルを隠しませんね。エライ。


さて、スクリュー回転。
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キャップはエンボス入り。(撮影は上下間違えたようですが…。笑)

Alc.14%。(pH:4.15、Brix:7.7)
赤味強めの濃いガーネット。
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ブラックチェリー、カシス。
確かにリコリスも感じます。
辛口アタック。
静かな酸が底辺にありますが、
フレッシュネスを感じさせるのにいい効果です。
味の厚みもそこそこ。
ハーブっぽいニュアンスもあるかな。
喉越しでかすかなタンニンを感じますが、
いい感じに余韻につながります。

こうなると、同じ作り手のカベソーも試したいですね。
コストコ、置いてくれないかな~。(笑)


*****


Hay Shed Hill
Shiraz Tempranillo 2018
Margaret River
RRWポイント 90点


Kirkland Signature Rioja Reserva 2015

スペイン、リオハDOCaのレセルバです。が、ご覧のようにカークランド・シグネチャーですから、ご存知コストコのプライベートブランド商品です。これは素性を探るのは難しそうですが、先日試した同じくコストコのキヤンティ・クラッシコ・リゼルヴァDOCG同様1000円を切る結構なお手頃価格ですから、偉いワインかどうか味見くらいはしておかなくてはなりませぬ。(笑)


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キヤンティの時は有難いことに裏ラベルに作り手(生産委託先)の名前が紹介してありましたが、どうやらこれは、そんな情報はなさそうです。しかし、よ~く目を凝らすと、極少文字で「Bottled by Bodegas Muriel - El Ciego - España」とあるのを発見。
作り手は、リオハ・アラベサ(Rioja Alavesa)のエルシエゴ(Elciego / Eltziego)で1926年に創業したボデガス・ムリエルになります。現在はリオハの複数のワイナリーやリアス・バイシャスのワイナリーまで傘下に収める「Muriel Wines」グループの中核となっているようです。なるほど、コストコ向けに大量に生産できる大手というわけです。


公式ページはこちら。当然のようにコストコ向けのワインは載っていません。

品種は当然ながらテンプラニージョです。テンプラニージョはたくさんのシノニムがありますが、
(リベラ・デル・ドゥエロのTinto Fino、カタルーニャのUll de Llebre、ラ・マンチャのCencibelなど)リオハでは「テンプラニージョ」と呼ぶので本家なのでしょうかね。
・テンプラニージョ 100%
裏ラベルによると、オーク樽で30ヶ月、ボトルで6ヶ月の熟成となっています。
リオハDOCaの熟成の規定はスペインの他のDOとは微妙に違うのでまとめておきましょう。

クリアンサ(Crianza)
(他DO)24ヶ月/内、6ヶ月は樽
DOCa Rioja)24ヶ月/内、12ヶ月は樽

レセルバ(Reserva)
(他DO)36ヶ月/内、12ヶ月は樽
(DOCa Rioja)36ヶ月/内、12ヶ月は樽

グラン・レセルバ(Gran Reserva)
(他DO)60ヶ月/内、18ヶ月は樽
(DOCa Rioja)60ヶ月/内、24ヶ月は樽

とにかく今日のワインはリオハDOCaのレセルバの規定はクリアしてます。(笑)


作り手訪問。やはりかなり大きな敷地、施設です。
BodegasMuriel01
エルシエゴ(Elciego / Eltziego)の町の東側一帯って感じ。

リオハのおおよその位置をスペイン地図で見ます。
RiojaA
リオハDOCaのあるラ・リオハ州はラ・リオハ県のみで構成され、州都・県都はログローニョです。エブロ川が州北部を東西に横断しており、バスク自治州、ナバーラ州、アラゴン州、カスティージャ・イ・レオン州と接しています。

さあ、リオハの地図を見ますが、これはいつも使ってるお馴染みのやつ。エルシエゴ(Elciego)の町は見つかりましたか?(リオハ・アラベサというサブリージョンにあります。)
RiojaB
リオハ・アラベサ(Rioja Alavesa)、リオハ・アルタ(Rioja Alta)、リオハ・バハ(Rioja Baja)の3つサブリージョンが示されています。ただ、リオハ・バハ(バハ=「低い」の意味)は響きが悪いので(笑)、今はリオハ・オリエンタル(=「東リオハ」の意味)と呼ばれます。
リオハ・オリエンタルは3つのエリアでは最も標高が低く温暖で、テンプラニージョより晩熟なガルナチャ(グルナッシュ)が主体の産地になっています。

「リオハ・オリエンタル」と表示してある地図がコレ。
RiojaC
リオハ・アラベサやリオハ・アルタ(アルタ=「高い」の意味)は500~800mの標高のお陰で寒暖差があり、良質のテンプラニージョを産するというわけです。
また、リオハ・オリエンタル(リオハ・バハ)は、VT(Vino de la Tierra) の Valles de Sadacia と重なることもわかりますね。Vino de la Tierra というのは IGP(Indicación Geográfica Protegida)に当たります。
DOカバに属するエリアも示してありますね。(DOカバはスペイン全土にあります。)

やっぱりですが、Google Mapにリオハのエリアを転記しておきます。
BodegasMuriel00
エブロ川やその支流の、河岸が分布しているエリアやその山沿いなんかを見ると、それぞれのゾーンの性格がなんとなくわかるような気がします。やはりGoogle Map転記は大切です。(笑)


ラベル平面化画像。ちゃんとリオハ・レセルバの認証シールがあります。
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しかし、この建物のイラスト、どこなんでしょう?


さあ、抜栓。
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キャップシールのマークはボデガス・ムリエルの紋章をもじったもののようです。

コルク平面化。
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裏ラベルにもあったリオハの認証マークですね。コルクはDIAM3を採用です。

Alc.13.5%。(pH:4.27、Brix:7.8)
ガーネット。
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やはりアメリカンオークでしょうか。
樽香が真っ先に来ます。
黒ベリー、オリーブ、スパイス。
辛口アタック。
酸も感じますが、出過ぎてはいません。
タンニンも収斂性あってうまく効いています。
ただ、それらを受け止める味わいは若干弱めで、
バランスとして惜しい気がします。
ですが、喉越しの苦味様の滋味からの余韻は結構楽しめ、
総論、全然悪くないと思いました。偉いワインです。


*****


Kirkland Signature
Rioja Reserva 2015
RRWポイント 91点


Bodaga Cuatro Rayas Organic Tempranillo 2018 Rueda

やまやの店頭でオーガニックワインのコーナーがあり、つい手に取った1本。
Organic Tempranillo と書かれ、大きなミツバチのイラスト、Vegan マークも。
普段はビオなワインは敬遠しがちなんですが、怖いもん見たさでつい。(笑)
こういうお手頃ビオだと、テンプラニージョ本来の味が楽しめるかも…。


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作り手は1935年創業と歴史もある DO Rueda を代表する大手ワイナリーでした。
DO Rueda のワイン生産量の20%を占める地域最大の生産者ということです。
やはりベルデホ(Verdejo)種からの白が大半のようですが、2,150haの畑から、
年間1,500万本を生産し、全世界50ヶ国に輸出しているといいます。
一方で、樹齢100年超のプレフィロキセラの畑からの高級ベルデホなんかもあり、
ただの大量生産メーカーということではなさそうですね。


公式ページは大手らしくなかなかよくできています。

今日のオーガニック・テンプラニージョもデータシート付で載ってます。
・テンプラニージョ 100%
ステンレスタンクで発酵、熟成はオーク樽で3ヶ月となってます。
スペインなのでおそらくアメリカンオーク樽じゃないですかね。


ワイナリー訪問。工場風情の大きな施設ですが、周りはきれいな畑。
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ルエダの町の東に車で10分、ラ・セカと言う町の外れにあります。

いつもの地図で DO Rueda の位置を確認しておきましょう。
4rayas03
DO Ribera del Duero から来るドゥエロ川(Río Duero)流域ですね。

ここでカスティージャ・イ・レオン州(Castilla y León)の DO を確認します。
リベラ・デル・ドゥエロ他有名な産地はドゥエロ川流域にあるのがわかります。
4rayas02
ルエダはカスティージャ・イ・レオン州のバジャドリー県(Valladolid)
になりますが、隣のトロ(DO Toro)はサモーラ県(Zamora)です。

VCとあるのは「Vino de Calidad con Indicación Geográfica」のことで、
DO(Denominación de Origen)より、ワンランク下の格付けになります。
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ややこしいですが、EUの格付けと対比で覚えましょう。


ラベル平面化画像。粗い紙です。オーガニックの雰囲気出してるの?
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インポーターシール、裏ラベル、一体化の一枚ものラベルですね。
裏ラベルの側には DO Rueda 認証シールだけでした。(下に移動させました。)
ユーロリーフのオーガニック認証と、Vegan マークもありますから、
動物性素材不使用ということで、清澄での卵白等も使ってないんでしょう。


さて、抜栓といきましょう。
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キャップシール、コルクともロゴマーク入りで凝ってますよ。

コルク平面化。
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ノマコルクですね。サトウキビ由来のバイオプラスチック合成コルクです。

Alc.14%。(pH:3.79、Brix:7.0)
濃いガーネット。
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クロスグリ(Grosella Negra)、ラズベリー(Frambuesa)。
酸味の香りにも感じますが、まさに「果実香」って感じ。
青野菜がありますね。ビオっぽい。(笑)
樽木っぽくも感じ、3ヶ月でも効いてますね。
酸味っぽいクールさを感じる辛口アタック。
やはり相当な酸を感じます。
しかしながら、味の芯はしっかりしていて、
全体としては、まとまってる気がします。

テンプラニージョのコクは出ていておいしいんですが、
この酸味は損をしていて惜しい気がします。


*****


Bodaga Cuatro Rayas
Organic Tempranillo 2018
Rueda
RRWポイント 87点


Hacienda Terra d’Uro La Enfermera Tempranillo 2015 Toro

一風変わったラベルデザインと、DOトロテンプラニージョというだけで、
ネットで適当にゲットしたワインですが、昨年同じ作り手のを試してました。
前回は店頭でパーカーおじさん94点のシールに釣られたんですが(笑)、
今回も90点シールがついてました。まあ、評価が高いのはいいことです…。


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昨年試したUROというワインはトップキュヴェでしたが、今日のはお手頃で、
公式ページにも紹介がなさそうです。これは情報収集が大変そうです。

公式ページはこれ。一応体裁はしっかりしてますが、ワイナリーの実体が不詳。

それもそのはず、このワイナリーは醸造家3人のプロジェクトなんだそうで、
Cristiano Van Zeller氏、Oscar Garrote氏、Javier "Pipa" Ortega氏のお三方。
中心的存在のクリスティアーノ・ヴァン・ツェラーさんは実はポルトガル人で、
ポルトガルの銘醸地ドウロ(Douro)の Quinta Vale D. Maria の当主でもあります。

1980年代後半、酒精強化のポートワインに頼らず、辛口ワインにフォーカスした、
ドウロの5生産者が、グループを結成したドウロ・ボーイズというのがありまして、
クリスティアーノさんは、そのメンバーの一人なんだそうです。
バローロ・ボーイズやウスケ・ボーイズやらいろんなボーイズがありまんな~。

で、そのクリスティアーノさんがスペインのトロの地の可能性に目をつけ、
スペイン人のパートナーと共にこのプロジェクトを起こしたというわけです。


今日のワインですが、ネット情報を総合すると…。
・テンプラニージョ 100%
テラ・ドゥロは樹齢140年のプレ・フィロキセラ(自根)の古木の畑が自慢なのですが、
このワインは15年くらいの若木(でもこれも自根のようです。)から作られます。
熟成はフレンチ/アメリカンオーク樽にて3ヶ月。


テンプラニーリョとよく書いてますが、ここではテンプラニージョとしています。
テンプラニーヨはあったとしても、まずテンプラニーリョとは発音しません。
スペイン語でLLLとは別の文字で「エジェ」というアルファベットの1文字です。
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DOトロの地域ではテンプラニージョをTinta de Toroというシノニムで呼びます。
リベラ・デル・ドゥエロではTinto FinoとかTinta del Paísと言います。
ラ・マンチャではCencibel。カタルーニャのペネデスではUll de Llebre
またこれがポルトガルへ行くとティンタ・ロリス(Tinta Roriz)と呼びますが、
これはダンやドウロ含む北部の呼び方で、中央部やアレンテージョなどの南部では、
アラゴネス(Aragonez)になります。以上、シノニムまとめ。(笑)


さて、プロジェクトだからかワイナリーの所在がわかりません。
ネットでなぜか経緯度だけ書いてある情報がありました。
その場所はここになります。それらしい感じがないでもないですが…。
URO01
一応、DOトロのエリアではありますが…。


DOトロの位置関係をスペイン・ポルトガル地図でおさらいします。
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リベラ・デル・ドゥエロを抜けて来て、トロを貫くドゥエロ(Duero)川は、
ポルトガルに入るとドウロ(Douro)川に名を変え、DOCドウロを通って、
ポルトから大西洋に注ぎ込みます。ドウロとトロは川つながりで関係が深そうです。
(スペイン:DO=Denominación de Origen、ポルトガル:DOC=Denominação de Origem Controlada)


ラベル平面化画像。
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エチケットのイラスト(聴診器?)が「e」なのはEnfermeraの頭文字ですかね。
裏ラベルにワイン名「ラ・エンフェルメラ」のネーミングの説明があります。
「Enfermera」はスペイン語で「看護婦」の意味で、これには背景があるそうで…。
1476年の「トロの戦い」で、当時のカスティージャ王国(まあ、スペイン)の女王、
イサベル1世(Isabel la Católica)が攻めてきたポルトガルのアルフォンソ5世に応戦、
そして勝利しますが、その際、負傷兵のための設備を整えトロのワインを振舞ったとか。
その後のスペインの医療の原型とも言われています。それを「看護婦」になぞらえ、
イサベル1世を「ラ・エンフェルメラ」と呼んだそうです。ポルトガルを打ち負かし、
トロのワインを振舞う…このプロジェクトの成り立ちを思うと、なんだか意味深です。


インポーターシールはこれですが、DOトロの認証シールの上に貼ってました。
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頑張りましたが、きれいに剥がせませんでした。コンチクショー!


さあ、抜栓。
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無印キャップシールに、コルクには「TORO」のみ。(笑)

Alc.14.5%。(pH:3.84、Brix:7.3)
濃いガーネット。
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ブラックベリー、カシス、スパイス。
木樽も確かに香ります。
酸味感じる辛口アタック。
これは前に試したUROに似ています。
果実味もしっかり感じながら、
少々重々しく厚みのある味が現れます。
やっぱり酸は気にはなるんですが、
収斂性が前のめりのタンニンと拮抗して、
余韻前に絶妙なバランスを見せてくれました。
長めの余韻では、その酸もハーモニーの一部と気づきます。

テンプラニージョらしいいい味わいですが、
もう少し柔らかなタイプが好みですね。
でも、パーカーおじさんよりプラス1ポイント。(笑)


*****


Hacienda Terra d'URO
La Enfermera
Tempranillo 2015 Toro
RRWポイント 91点


Félix Solís Fyi Red Blend 2017

リカマンで何となくラベルが気になって買ってしまった1本。
1400円ほどのお手頃価格だったんですが、ネットを見ると軒並み千円以下。
微々たる差ですが、飲む前から何だかな~とちょっとケチがついた気分。(笑)
ネックのシールはジェームス・サックリングさんの90点評価ですが、
調べると2018年ヴィンテージに対してです。こういうのも何だかな~。(笑)


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よし、こうなったら、このワインにまつわる何か面白いネタを探すしかないです。
「Fyi」はやはり「For Your Information」、「ご参考までに」という意味でした。
「ご参考までに、ここにちょっとおいしいワインがありますよ」的な感じだそうで。
スペイン語で「Para Tu Información」ですが、PTIよりFYIの方が通りがいいんでしょうか。


公式ページはこれ。かなりの大企業ですが、1952年創業の家族経営をアピール。

一応、今日の「Fyi」はデータシート付で載っていました。
セパージュは年々変わるのか「テンプラニージョとシラー」としか書いてません。
しかしながら、裏ラベルにこうありました。
・テンプラニージョ 60%
・カベソー 20%
・ガルナチャ 20%
全然違いますやん。シラーなんか入ってないし。(笑)
ブドウの出どころはスペイン各地(笑)。でも、古木の畑で手摘み収穫ですって。
ステンレスタンクで発酵後、アメリカンオーク樽で3~4ヶ月の熟成。
MLFもこの樽内でやるそう。

世界展開のためか、Félix Solís Avantisという会社も立ち上げてます。

公式は別サイトですが、ほぼ内容は同じ。(笑)


カスティージャ・ラ・マンチャ州のバルデペニャスに本拠地があります。
Solis01
訪問したら、すごいです。タンク群が石油コンビナートのようです。
こんなに誇らしげにタンク群を見せる作り手も珍しいような気がします。
ここから1.5時間ほど北上した所にもう一つ同じようなコンビナートを所有。(笑)
ラ・マンチャという名前で、こちらもワイナリーと言い張ってますが、もはや工場。

本拠地のDO Valdepeñasだけにとどまらず、Rías BaixasやRuedaも出してます。
しかしながら、まずはDOバルデペニャスの位置を確認しておきましょう。
Valdepenas
DOラ・マンチャに取り囲まれた感じですね。

DOバルデペニャスの公式ページです。日本語表示できます。

いろいろ蘊蓄がありそうですが、今日のワインがDOバルデペニャスではないので、
こんなリンクを貼っただけでお茶を濁しておきます。(笑)

いつもの地図でスペイン全体を眺めておきましょう。
SpainMap
敢えて書き込んでないですが、DO Valdepeñas、見つかりましたか?


エチケット平面化画像。
IMG_1555
控えめインポーターラベルはオリジナルを隠さなくていいです。


さて、抜栓。
IMG_1913
うん、普通。しかたないですね。

コルク平面化。
IMG_1915
DIAM3を採用です。

Alc.14%。
ガーネット。
IMG_1924

黒ベリー、プラム、アメリカンチェリー、リコリス。
辛口アタック。
フルーティさはかすかな甘さなのかな...いや、結構甘い。
味の芯はか細くて軽い印象。
酸味も感じながら尻切れトンボの余韻へ。

う~ん、不味くはないですが、値段なり…かな。
甘いのはいただけません。


*****


Felix Solis
Fyi Red Blend 2017
RRWポイント 83点


Nivarius Tempranillo Blanco 2018

KALDIの店頭でシロクマさんのかわいいラベルを発見。
スペインの白ワインか…。えっ?…テンプラニージョ?…ブランコ(白)?
思わずその場でググってしまいましたが、裏ラベルにも解説があり、
1988年に発見されたテンプラニージョの突然変異の白ブドウだそうです。
リオハで発見されたので、単一品種の白ワインは他地域にはないそうです。
これは試さないという選択肢はないやろ?ということで。(笑)


IMG_1202
作り手Bodegas Nivariusを調べますが、2012年設立の新しいところです。
なんとDOCa Riojaの白ワインだけしか作らない白ワイン専門の生産者です。


公式ページは非常によくできていて、リオハの詳細情報が盛りだくさんです。

ところが、今日のテンプラニージョ・ブランコが載っていません。
Edición Especial Limitada(スペシャル・リミテッド・エディション)だからですかね?
よってネット情報から。
・テンプラニージョ・ブランコ 100%
3500Lのフレンチオーク樽で発酵後、同樽で9ヶ月シュール・リー熟成だそうです。

一応、これがテンプラニージョ・ブランコ。
TempranilloBlanco
突然変異で黒ブドウがこんな白ブドウになるもんなんですね。


作り手訪問しますよ。イレグア川沿い、ナルダ(Nalda)が最寄りの町です。
niverius2
切り立った岩山も見えますが、標高が800mと高く年間を通じて冷涼だそうです。
これが酸味を活かした白ワインを作るのにいいそうです。

リオハの地図で位置関係を確認します。リオハ・バハ(Rioja Baja)です。
RiojaDOCa
テンプラニージョ・ブランコが発見されたというMurillo de Río Leza村も記載。

リオハは1991年にDOCa(Denominación de Origen Calificada)認定され、
プリオラートと2地域のみの特選原産地呼称になります。
テンプラニージョ・ブランコの白ワインは2008年にDOCa認定に追加されています。

因みに、リオハDOCaで使用可能な白品種は以下の通り。
Viura、Malvasía、Garnacha Blanca、Tempranillo Blanco、Maturana Blanca、
Turruntés、Chardonnay、Sauvignon Blanc、Verdejo。
(トゥルンテスっていうのがありますが、アルゼンチンのトロンテスとは無関係だそう。)


ラベル平面化画像。おしゃれ。ある意味ジャケ買いでもありました。
niverius1
ちゃんとリオハDOCaの認証シールが貼ってますね。

リオハDOCaの公式サイトというのもありますのでご参考。



さあ、抜栓。
IMG_1197
無印集成コルクですが、キャップシールはエンボスロゴ入りでカッコいいです。

「Rioja」としか書いてませんが、コルク頭には「U」の型押しがありました。
IMG_1198
いや、「N」ですね。NivariusのN。キャップシールの写真も反対か…。orz

Alc.13.5%
淡いレモンイエロー。
IMG_1201

花梨、甘いシロップ漬けの白桃。
甘みを感じた気がしますが、結局は辛口アタック。
味に濃さはあまりない、軽めの仕上がり。
喉越しでフレッシュな味わいが広がるのはいいですね。
後味でかすかな苦味が残りますがマイナスではないです。
テンプラニージョの片鱗かな?

いずれにしても初めて飲む味です。
おもしろ~い。


*****


Nivarius
Edición Especial Limitada
Tempranillo Blanco 2018
Colección Monovarietales
DOCa Rioja
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Porta 6 Vinho Regional Lisboa 2016

たまに飲みたくなるポルトガルのワインですが、今日は完全にジャケ買い。
CDじゃないですが、ラベルデザインで買いたくなる時ありませんか?
リスボンの街角でしょうか、おしゃれで雰囲気のあるイラストです。
ラベルデザインでワインが2割増しくらい美味しくなることがあります。(笑)


IMG_0519
で、また、ラベルがでかいです。ネックの猫のイラストもかわいい。
作者はドイツの有名なイラストレーターHauke Vagtという方だそうです。


このワインは、リスボン県のすぐ北、レイリア県(Distrito de Leiria)にある
Vidigal Winesというところが出しています。
たくさんの種類を扱ってますが、公式ページは何気にこの「Porta 6」押しです。

ワイン紹介ページでは「お手頃価格なので箱買いしてね!」なんて書いてます。(笑)
データシートもあって情報は豊富です。セパージュは以下になってます。
・アラゴネス(テンプラニージョ)50%
・カステラン 40%
・トウリガ・ナシオナル 10%
AragonezTempranilloのシノニムで、ダンや北部ではTinta Rorizと呼ばれます。
Aragonezは中央部やアレンテージョなどの南部での呼び名です。
近くAragonezに統一されるなんて情報もありますが、やはり首都圏が優位なんでしょうか。
Castelãoはリスボン含む南方に多い黒品種でタンニン分が豊富なんだそうです。
Touriga Nacionalはご存知ポルトガルを代表する黒品種でしたね。
ワイン作りは完全除梗・破砕、ステンレスタンクのみでの熟成です。


ワイナリー訪問します。
Vidigal01
ラインアップも多く、生産量も大量でしょうから、施設も大きいです。

公式ページに載っていた地図だと位置関係がわかりやすいです。
Vidigal02
この地図にあるポルトガル中のだいたいの産地を手広く扱っているようです。

ついでですが、DOCとIGがわかる詳しい地図を貼っておきます。
Portugal_DOCs_IG
DOC(Denominação de Origem Controlada)は原産地呼称統制。
IG(Indicação Geográfica)は、いわゆるVinho Regional(生産地表示ワイン)。


ラベル平面化画像。裏ラベルも表の雰囲気を踏襲して秀逸です。
IMG_0257
Vinho Regional Lisboa = IG Lisboaがわかりますね。


さあ、スクリュー回転。
IMG_0516
「Porta 6」のロゴがエンボスになってます。いい感じ。

Alc.13.5%。
赤みの濃いガーネット。
IMG_0517

ブラックベリー、プラム、ダークチェリー。
辛口アタック。
甘み・酸味などの雑味を感じないスキッとした味は、
厚みもそこそこあって安っぽくないです。
喉越しで、やっぱりの酸味が顔を出すんですが、
フレッシュさ演出してくれるいい酸です。
余韻で軽い収斂性のタンニンもわかります。
後味に少しその酸味が残るのは仕方ないとして、
全体評価として「フレッシュうまい」です。
減点ポイントは少なく、上出来じゃないでしょうか。
価格からすると偉いワイン認定です。


*****


Vidigal Wines
Porta 6 Vinho Regional Lisboa 2016
RRWポイント 91点


Hacienda Terra d'Uro URO 2014 Toro

DOトロのティンタ・デ・トロ(テンプラニージョ)100%です。
それより、例によってパーカーおじさん94点のシールに釣られました。(笑)
そういう指標でワインを選ぶというのも偉いワイン探しの早道ですからね。
おじさん高評価の要素を探しつつ味わってみようと思います。


IMG_0322
アシエンダ・テラ・ドゥロは天才醸造家3人のプロジェクトなんだそうで、
Oscar Garrote氏、Cristiano Van Zeller氏、Javier "Pipa" Ortega氏のお三方。
う~ん、誰も聞いたことはないです。(笑)


公式ページの情報はそこそこです。

UROのセパージュは、
・ティンタ・デ・トロ(テンプラニージョ)100%
Tinta de Toroはトロでのテンプラニージョのシノニムです。
リベラ・デル・ドゥエロではTinto FinoとかTinta del Paísとか。
ラ・マンチャではCencibelと呼ばれています。
カタルーニャのペネデスではUll de Llebreなんてのも。
脱線しましたが、樽熟は500Lのフレンチオーク樽で20ヶ月。
なんといってもブドウが、樹齢90年の「Finca La Coscojosa」の畑から。
ゴイゴイスーです。


さて、ワイナリーの所在がわかりません。
住所はバジャドリーになってますが、これは事務所。
ネットでなぜか経緯度だけ書いてあるのがありました。
その場所はここになります。それらしい感じがないでもないですが…。
URO01
まあ、トロってこの辺りなんだ~くらいに思っておきましょう。
すぐ近くにドゥエロ川。DOルエダも近いのがわかりますね。

いつもの地図で見るとこうです。
URO02
バジャドリー(Valladolid)の向こうはもうリベラ・デル・ドゥエロですね。
トロもドゥエロ川河畔ということに着目しておきましょう。


エティケタ平面化画像。インポーターシール剥がしました。
IMG_0274
DOトロの認証シールもカッコいいですね。
で、パーカーおじさん94点シールが光り輝いています。(笑)

パーカーおじさんの評を読むと、2011年にも93点をつけています。
2012、2013年は試してないんじゃなくて、リリースされてないとあります。
「この作り手は完成度が低いとリリースしない徹底ぶりで、
2年越しでやっと2014年にありつけた」なんて書いてます。


さて、抜栓。
IMG_0323
コルクには一応ワイナリー名とUROのシンボルマークが。

Alc.14.5%。
濃いガーネット。涙はっきり。エッジは微かに褐変。
IMG_0321

いきなり樽香から来ます。 
濡れ落ち葉。ちょっと嫌な予感...。
奥にやっと黒ベリーを感じます。
辛口アタック。
味の厚み、複雑味は感じますが、
同時に酸味が結構あることに気づきます。
それほど強い酸ではなく、
淡いタンニンと拮抗しながら余韻へ入っていく感じではありますが、
後味にもその酸とタンニン分の片鱗が残ります。
 
ぜんぜん飲めるんですが、
パーカーおじさんが評価した実力が出てない気がします。
つまり、ごくかすかなブショネを疑う訳です。
欠陥レベルではないんでしょうが...
 
パーカーおじさん好きそうな感じはわかりました。(笑)
ちょっと残念な結果…。


*****


Hacienda Terra d'URO
URO 2014 Toro
RRWポイント 89点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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