ピノ・ネロはピノ・ノワールのイタリア語です。それはいいとして、「Terre Siciliane IGT」とあります(IGT=Indicazione Geografica Tipica)。これはシチリア島全域対象の地理的保護表示(IGP:Indicazione Geografica Protetta と同義)ですから、シチリア島で作られたピノ・ノワールということですね。これは初めてかもしれません。しかし、シチリア島とはかなり南方のピノですね~。
作り手はカステッラーニ(Castellani Spa)という1903年創立のトスカーナの大手ワイナリーでした。ヴィラ・プッチーニ(Villa Puccini)はそこのブランドのようです。待てよ? シチリア島はどうなった? ラインアップを見てもトスカーナ、キヤンティばかりです。キャンティが世界で成功した立役者の一人とも書かれています。ふ~ん、さてはこのワイン、シチリア島での委託生産だな…と勘繰ったのですが、裏ラベルを見ると「Imbottigliato da Villa Puccini nelle Cantine di Pontedera」と書いてあります。これは「ポンテデラのセラーでヴィラ・プッチーニが瓶詰めしました」ということです。ポンテデラはカステッラーニの本拠地、トスカーナ州の町です。えっ? シチリア島のピノ・ノワールをトスカーナまで持ってきたんですかね。謎は深まる...。
公式ページはヴィラ・プッチーニのものが個別URLにあります。
しかし、キヤンティやトスカーナIGTしか載っていません。
・ピノ・ネロ(ピノ・ノワール) 100%
日本のインポーター(アルカン)サイトにもほぼ情報なし。テッレ・シチリアーネIGTを謳うわけですからシチリア島産であることは間違いないんですが…。
あまり意味ないですが、トスカーナのカステッラーニを訪問します。
フィレンツェから西に車で1時間くらいのポンテデラの町にあります。トスカーナ州ピサ県(Pisa)にある町です。工場(?)に行き着くまでの庭園がすごそうです。しかしここで瓶詰めとは…ブドウを運ぶんでしょうか? 果汁で持ってくるのかな?
とにかく意味もなくシチリア島のDOCマップを挙げておきます。
テッレ・シチリアーネIGT(Terre Siciliane IGT)は全島が対象なので欄外に名前だけ書いています。IGP Terre Siciliane はもともと「IGP Sicilia」なんですが、2011年に DOC Sicilia が出来た時、IGPの方が改名されたものです。
ラベル平面化画像。
こういう得体の知れないワインはラベル情報が頼りなんですがあまりにも情報少なすぎでした。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
作り手はカステッラーニ(Castellani Spa)という1903年創立のトスカーナの大手ワイナリーでした。ヴィラ・プッチーニ(Villa Puccini)はそこのブランドのようです。待てよ? シチリア島はどうなった? ラインアップを見てもトスカーナ、キヤンティばかりです。キャンティが世界で成功した立役者の一人とも書かれています。ふ~ん、さてはこのワイン、シチリア島での委託生産だな…と勘繰ったのですが、裏ラベルを見ると「Imbottigliato da Villa Puccini nelle Cantine di Pontedera」と書いてあります。これは「ポンテデラのセラーでヴィラ・プッチーニが瓶詰めしました」ということです。ポンテデラはカステッラーニの本拠地、トスカーナ州の町です。えっ? シチリア島のピノ・ノワールをトスカーナまで持ってきたんですかね。謎は深まる...。
公式ページはヴィラ・プッチーニのものが個別URLにあります。
しかし、キヤンティやトスカーナIGTしか載っていません。
・ピノ・ネロ(ピノ・ノワール) 100%
日本のインポーター(アルカン)サイトにもほぼ情報なし。テッレ・シチリアーネIGTを謳うわけですからシチリア島産であることは間違いないんですが…。
あまり意味ないですが、トスカーナのカステッラーニを訪問します。
フィレンツェから西に車で1時間くらいのポンテデラの町にあります。トスカーナ州ピサ県(Pisa)にある町です。工場(?)に行き着くまでの庭園がすごそうです。しかしここで瓶詰めとは…ブドウを運ぶんでしょうか? 果汁で持ってくるのかな?
とにかく意味もなくシチリア島のDOCマップを挙げておきます。
テッレ・シチリアーネIGT(Terre Siciliane IGT)は全島が対象なので欄外に名前だけ書いています。IGP Terre Siciliane はもともと「IGP Sicilia」なんですが、2011年に DOC Sicilia が出来た時、IGPの方が改名されたものです。
IGT Terre Sicilianeに使える品種は国際品種含めなんでもOK状態ですから、当然ピノ・ノワールもOKです。ただし、なぜかネロ・ダーヴォラ(Nero d’Avola)とグリッロ(Grillo)のバリエタル(品種表示)だけがダメとなっているようです。これらは DOC Sicilia で出せってことかな?
ラベル平面化画像。
こういう得体の知れないワインはラベル情報が頼りなんですがあまりにも情報少なすぎでした。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
Alc.13%。
微かにエッジにオレンジのある濃いめルビー。
ラズベリー、ダークチェリー。
スモーキーな樽香らしきものを感じます。
スモーキーな樽香らしきものを感じます。
酸の鋭角さから入る辛口アタック。
軽くはなく、しっかり重みのある味です。
酸い酸は主張が強く、最後まで悪ノリします。
素性は良さそうなんですが、
もう少し酸が穏やかだったらな~。
しかし…飲み進めるうちにこなれてきた感じがします。
しかし…飲み進めるうちにこなれてきた感じがします。
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Villa Puccini
Pinot Nero 2021
Terre Siciliane IGT
Pinot Nero 2021
Terre Siciliane IGT
RRWポイント | 84点 |
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