DOCドウロのいかにもポルトガル~なワインです。
これもグランマルシェ閉店セールの戦利品なのですが、(笑)
1716年創業のドウロでも最古参の実力派の作り手のようです。
例によってそこの最ローレンジ、そんなのがお試しにはいいのです。


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創業から最初の200年はポートワイン(*)がメインだったそうです。
(*ドウロで造られる酒精強化ワイン。甘口、高アルコール。)
その後、その事業を売却、元詰め・自社ブランドのワイン造りに転向。
ここ数十年は畑の大改造も行い、高品質ワインを連発してるようです。


公式ページには、パーカーおじさんの点数まとめページがあり、
錚々たる成績で、この作り手の実力が伺えます。

ワイン情報のページは、エントリー/ミディアム/トップ・レンジに分類され、
当然ながら今日のはエントリーレンジです。(笑)
しかし、エントリーレベルのクオリティで全体像が推し量れることもありますからね。

セパージュは、
・トウリガ・フランカ 25%
・トウリガ・ナシオナル 25%
・ティンタ・ロリス 25%
・ソウサン(Sousão) 5%
・その他古い畑からいろいろミックス 20%
最後の「いろいろミックス」は「おいおい!」ですが、
とにかくポルトガル品種のオンパレードです。

トウリガ・フランカはポルトガル固有品種で、
ポートワインにも使われるためドウロ渓谷で広く栽培されてるそうです。
なるほど、もともとポートワインを生業にしてましたしね。

トウリガ・ナシオナルはご存知ポルトガル代表品種ですね。
過去からよく試してるので「トウリガ・ナシオナル」のカテゴリーを新設しました。

ティンタ・ロリス(Tinta Roriz)はポルトガル南部ではアラゴネス、
スペイン語ではテンプラニージョと呼ばれるんでしたね。

ソウサン(Sousão)もポルトガル固有品種で、これもポートワインに使われます。
ドウロの北側ミーニョ(Minho)地方ではヴィニャン(Vinhão)と言うそうです。
オーストラリアでも使われるそうで、Souzão/Souzaoと書くようです。
スペインではソウソン(Sousón)です。

樽熟は、30%だけフレンチオークのバリック(3~4年落ち)で16ヶ月。
残り70%はステンレスタンクで同じく16ヶ月寝かせ、最終的にブレンドです。


さあ、ワイナリー訪問です。
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ドウロ川にも近い、まわりは畑の丘陵地にあります。
さすが歴史ある作り手。敷地も広く、モダンなホテルも併設。
ポルトの町からはドウロ川沿いに車で1時間半くらいの距離です。

DOCドウロもおさらいしておきましょう。
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ドウロ(Douro)川はスペインに入るとドゥエロ(Duero)川に名を変え、
リベラ・デル・ドゥエロなどにつながります。


ラベル平面化画像。
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なんとインポーターシールがDOCドウロの認証マークを隠していました。
こういう無神経なインポーターは困りますね。
速攻、剥がしてやったぜ~。ワイルドだろ~?


さあ、抜栓。
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コルク横にミレジム入りでうれしいですが、キャップシールにも!
最初、「15」って何かな~って思ってました。

面白いデザインなので、コルクも平面化撮影します。
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5年耐用、テクニカルコルクのDIAM5です。
「Free TCA」って書いてます。ブショネの心配要らずってことですね。
TCAはトリクロロアニソール、ブショネ臭の原因物質です。

Alc.13.5%。濃い透けないガーネット。
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黒ベリー。スミレの香り。
辛口アタックです。
そこに酸味が乗ってるのに気づきますが、
すぐ味のしっかり感が来て一安心します。
エントリーですから仕方がないのでしょうが、
ちょっと、か細い気がします。しかし、うまいのは確か。
シャープな軽さをまとい、
余韻~フィニッシュへとこじんまりと(笑)進みますが、
バランスと旨味は申し分ないです。


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Quinta do Vallado
Vallado 2015 Douro DOC
RRWポイント 90点