当ブログではかなりの頻度でチリの代表品種カルメネールを試していますが、ビニャ・アキタニアは3年以上ぶりです。前回は同じワインの2017年でしたが、今日のは2018年。3年経ってミレジムは1年しか進んでいませんが、5年寝かせたら...という感じで興味深くいただくとしましょう(笑)。これが日本カルメネール振興協会の真骨頂です(笑)。
公式ページは3年の間にリニューアルされたようで洗練されたいい感じになっています。
今日のワインも載っていますが、最新ヴィンテージの2021年の情報のみのようです。
・カルメネール 90%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 10%
というセパージュなんですが、今日のワインの2018年は産地が創業の地「マイポ・ヴァレー/Valle del Maipo」なのに対し、2021年はコルチャグア・ヴァレー/Valle de Colchagua に変わっています。マイポの創業の畑(首都サンティアゴの「ペニャレオン/Peñalolén」 というエリアにあります。)はカベルネ・ソーヴィニヨンに専念したんでしょうかね。トップエンドのラスリ(Lazuli)はマイポのカベソー100%です。2021年の記述が2018年にも適用できれば、全量の60%をフレンチオーク樽(1~3年落ちの旧樽、400Lと225Lの2種)で、残り40%をステンレスタンクで、4ヶ月の熟成を行っています。いずれにしても樽はごく軽めなんでしょう。
ビニャ・アキタニアをあらためて訪問します。サンティアゴの市街にあります。
ペニャレオン(Peñalolén)という地区なんですが、周りはサンティアゴ市街に囲まれており、すぐ背後にアンデス山脈が迫る山裾のエリアです。同じエリアには、これも自分にはお馴染みのコウシーニョ・マクル(Cousiño Macul)があります。
サンティアゴ周辺を俯瞰して位置関係を確認しましょう。
マイポは首都州(Región Metropolitana de Santiago)になりますが、コルチャグア・ヴァレーは南側のリベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)になります。マイポの自社畑は面積も限られてるので、生産量を増やすためにコルチャグアへ進出したんでしょうね。いずれコルチャグア・バージョンをいただかなくてはなりませんね。
ラベル平面化画像。
今となっては貴重な(?)マイポ産のカルメネールです。ラベル上は「CARMENERE」とつづられていますが、HPでは「CARMÉNÈRE」とあるので、ちゃんとアクサンテギュ・アクサングラーヴ付きの「Carménère」表記でやっているようです。日本カルメネール振興協会はこの表記を推奨しています(笑)
さあ、抜栓。
コルク平面化。
DIAM5採用です。
シャトー・マルゴーの醸造家(兼CEO)であったポール・ポンタリエさん(Paul Pontallier)と、シャトー・コス・デストゥルネルのオーナーであった、ブルーノ・プラッツさん(Bruno Prats)が、チリの素晴らしいテロワールの畑をマイポに探し求め、1984年に共同で始動したのがこのビニャ・アキタニアです。(設立は1990年。)シャトー・マルゴーとコス・デストゥルネルの二人は、その後、仏系チリ人醸造家のフィリップ・ド・ソルミニアックさん(Felipe de Solminihac)をパートナーに加え、さらに、シャンパーニュからボランジェ(Bollinger)を率いていたギラン・ド・モンゴルフィエールさん(Ghislain de Montgolfier)を迎え入れ、最終的に4人組でこのワイナリーを育ててきました。彼らは自らをアレクサンドル・デュマ・ペールの三銃士になぞらえ、「四銃士」と呼んでいまして、エチケットにも4人のサインがあるのがわかると思います。(ポール・ポンタリエさんは2016年に逝去されています。)
公式ページは3年の間にリニューアルされたようで洗練されたいい感じになっています。
今日のワインも載っていますが、最新ヴィンテージの2021年の情報のみのようです。
・カルメネール 90%
・カベルネ・ソーヴィニヨン 10%
というセパージュなんですが、今日のワインの2018年は産地が創業の地「マイポ・ヴァレー/Valle del Maipo」なのに対し、2021年はコルチャグア・ヴァレー/Valle de Colchagua に変わっています。マイポの創業の畑(首都サンティアゴの「ペニャレオン/Peñalolén」 というエリアにあります。)はカベルネ・ソーヴィニヨンに専念したんでしょうかね。トップエンドのラスリ(Lazuli)はマイポのカベソー100%です。2021年の記述が2018年にも適用できれば、全量の60%をフレンチオーク樽(1~3年落ちの旧樽、400Lと225Lの2種)で、残り40%をステンレスタンクで、4ヶ月の熟成を行っています。いずれにしても樽はごく軽めなんでしょう。
ビニャ・アキタニアをあらためて訪問します。サンティアゴの市街にあります。
ペニャレオン(Peñalolén)という地区なんですが、周りはサンティアゴ市街に囲まれており、すぐ背後にアンデス山脈が迫る山裾のエリアです。同じエリアには、これも自分にはお馴染みのコウシーニョ・マクル(Cousiño Macul)があります。
サンティアゴ周辺を俯瞰して位置関係を確認しましょう。
マイポは首都州(Región Metropolitana de Santiago)になりますが、コルチャグア・ヴァレーは南側のリベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)になります。マイポの自社畑は面積も限られてるので、生産量を増やすためにコルチャグアへ進出したんでしょうね。いずれコルチャグア・バージョンをいただかなくてはなりませんね。
ラベル平面化画像。
今となっては貴重な(?)マイポ産のカルメネールです。ラベル上は「CARMENERE」とつづられていますが、HPでは「CARMÉNÈRE」とあるので、ちゃんとアクサンテギュ・アクサングラーヴ付きの「Carménère」表記でやっているようです。日本カルメネール振興協会はこの表記を推奨しています(笑)
さあ、抜栓。
コルク平面化。
DIAM5採用です。
Alc.13%。
濃いガーネット。
黒ベリー、スパイス、モカ、青み。
カルメネールそのものの香ですね。
鈍い酸味を乗せた辛口アタック。
複雑味と滋味をしっかり蓄えた圧巻の厚み・立体感。
バリエタルであるという気安さも感じるんですが、バランスは絶妙。
カルメネール風味で味わう悠遠の余韻はやはりいいもんです。
以上、日本カルメネール振興協会提供でした(笑)。
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Viña Aquitania
Carménère 2018
Valle del Maipo
Carménère 2018
Valle del Maipo
RRWポイント | 94点 |
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