去る11月24日は「国際カルメネールの日」だったのでガンマというブランドのカルメネールの記事を書きました。当日の朝に飲んだわけではないので(笑)、これはその数日前に飲んだものでした。実際のカルメネールの日当日は、今日の記事のこのビニャ・アロモのカルメネールをいただいてました。実は3年前にもアロモのワインは試してるんですが今ひとつパッとしなかった印象です。さて今日のカルメネールはどうでしょうか?
ビニャ・アロモは1922年にフランスの Estansan & Co という会社がマウレ・ヴァレーのポテンシャルに目をつけワイナリーを設立したのが始まりです。1936年に Don Víctor Henríquez Solar さんが自身が先祖から受けついだマウレ・ヴァレーの畑を Estansan & Co のワイナリーと合わせることで更にいいワインを作れると思い立つと、ビニャ・アロモを Estansan & Co から取得します。以降、家族経営にて次世代・次々世代に受け継がれ、規模も拡大、世界市場へも進出します。現在320ヘクタールの畑(自社畑・契約農家含む)から1,200 万リットル以上の生産をし、そのうち3分の1以上を世界に輸出しているそうです。
公式ページは今風で内容も豊富。
ワイン紹介もデータシートで詳細が載っています。
・カルメネール 100%
手摘み収穫。MLFは樽内で起こします。熟成は総量の60%を樽(フレンチオーク:70%、アメリカンオーク:30%)で6ヶ月間です。軽め、ですね。
今日のカルメネールはアクサンテギュ・アクサングラーヴ付きの「Carménère」表記ですね。日本カルメネール振興協会はこの表記を推奨しています(笑)。<詳しくは過去記事>
ついでにカルメネールの品種についてのエトセトラをまとめた過去記事のリンクも置いておきます。<過去記事>
マウレ・ヴァレーのビニャ・アロモ(Viña Aromo)を訪問します。
生産拠点はタルカ(Talca)の町の南、車で30分のところにあります。すぐ近くをロンコミージャ川(Río Loncomilla)が流れているマウレ・ヴァレーのサブリージョン、ロンコミージャ・ヴァレーになりますね。タルカの町の中にも流通拠点を持っているようです(右下にインポーズした地図ご参照)。
いつものマウレ州の地図で位置関係を把握しておきましょう。
サンティアゴのある首都州(Región Metropolitana)、リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O’Higgins)、マウレ州(Región del Maule)までがセントラル・ヴァレー(Región del Valle Central)になります。マウレ州は北側がクリコー・ヴァレー(Valle de Curicó)、南側がマウレ・ヴァレー(Valle del Maule)です。今日のカルメネールは D.O. Valle del Maule です。(D.O.=Denominación de Origen)
ラベル平面化画像。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
コルクは超汎用品ですね。
前飲んだのはカベソーブレンドでした。
このカルメネールはハイレベルですよ。
ビニャ・アロモは1922年にフランスの Estansan & Co という会社がマウレ・ヴァレーのポテンシャルに目をつけワイナリーを設立したのが始まりです。1936年に Don Víctor Henríquez Solar さんが自身が先祖から受けついだマウレ・ヴァレーの畑を Estansan & Co のワイナリーと合わせることで更にいいワインを作れると思い立つと、ビニャ・アロモを Estansan & Co から取得します。以降、家族経営にて次世代・次々世代に受け継がれ、規模も拡大、世界市場へも進出します。現在320ヘクタールの畑(自社畑・契約農家含む)から1,200 万リットル以上の生産をし、そのうち3分の1以上を世界に輸出しているそうです。
公式ページは今風で内容も豊富。
ワイン紹介もデータシートで詳細が載っています。
・カルメネール 100%
手摘み収穫。MLFは樽内で起こします。熟成は総量の60%を樽(フレンチオーク:70%、アメリカンオーク:30%)で6ヶ月間です。軽め、ですね。
今日のカルメネールはアクサンテギュ・アクサングラーヴ付きの「Carménère」表記ですね。日本カルメネール振興協会はこの表記を推奨しています(笑)。<詳しくは過去記事>
ついでにカルメネールの品種についてのエトセトラをまとめた過去記事のリンクも置いておきます。<過去記事>
マウレ・ヴァレーのビニャ・アロモ(Viña Aromo)を訪問します。
生産拠点はタルカ(Talca)の町の南、車で30分のところにあります。すぐ近くをロンコミージャ川(Río Loncomilla)が流れているマウレ・ヴァレーのサブリージョン、ロンコミージャ・ヴァレーになりますね。タルカの町の中にも流通拠点を持っているようです(右下にインポーズした地図ご参照)。
いつものマウレ州の地図で位置関係を把握しておきましょう。
サンティアゴのある首都州(Región Metropolitana)、リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O’Higgins)、マウレ州(Región del Maule)までがセントラル・ヴァレー(Región del Valle Central)になります。マウレ州は北側がクリコー・ヴァレー(Valle de Curicó)、南側がマウレ・ヴァレー(Valle del Maule)です。今日のカルメネールは D.O. Valle del Maule です。(D.O.=Denominación de Origen)
<セントラル・ヴァレー(Central Valley)>
・首都州(Región Metropolitana)=Maipo Valley
・リベルタドール・ヘネラル・ベルナルド・オイギンス州(Región del Libertador General Bernardo O'Higgins)=Rapel Vally(Cachapoal Valley + Colchagua Valley)
・マウレ州(Región del Maule)=Curicó Valley + Maule Valley
ラベル平面化画像。
さあ、抜栓。
コルク平面化。
コルクは超汎用品ですね。
Alc.14%。
ガーネット。
黒ベリー、モカ・コーヒーがスモーキーに香ります。
カルメネールの特徴ですね。
野菜・青み香はないかと思ったら少しゼラニウムがありました。
カルメネールの特徴ですね。
野菜・青み香はないかと思ったら少しゼラニウムがありました。
辛口アタック。
コク、深み、貫禄あります。
程よい果実味も相まってグッドバランスです。
フィニッシュまで崩れることなく楽しませてくれました。
前飲んだのはカベソーブレンドでした。
このカルメネールはハイレベルですよ。
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Viña Aromo
Reserva Privada Carménère 2019
D.O. Valle del Maule
Reserva Privada Carménère 2019
D.O. Valle del Maule
RRWポイント | 97点 |
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