某ワイン漫画(ソムリエール)で紹介されていた作り手です。
「テレグラフ」という名前が印象深く記憶に残っています。
シャトーヌフ…のトップ生産者のひとつなんですってね。
さて、そこのトップキュヴェでございますよ。


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公式サイトはいい感じなのですが、ワインのミレジムごとのデータはなし。
よって、2014年とは限らないデータから転記します。
・グルナッシュ 65%
・ムールヴェードル 15%
・シラー 15%
・サンソー、クレレット、他いろいろ 5%
最後の5%がいい加減ですね。いろいろって。
樽熟はフレンチオークの大樽(foudre)で20~22ヶ月。
その後、ボトルで2年寝かせてやっとリリースだそうで。
つまり、この2014年はリリースされたばかりという訳ですか。

いつもは公式ページで見られる画像は転載しないのですが、
この地図はカッコよかったので貼っておきます。
Telegrap03
南ローヌ地方をイラスト化し、真ん中にヴュー・テレグラフありです。


このワイナリーはブルニエ(Brunier)ファミリーが1891年から、
6世代に渡り運営してきた歴史あるところです。
Google Mapで行ってみると、結構町中にありモダンな佇まいです。
VieuxTeleg01
シャトーヌフ...でなく隣町のベダリッドの集落にあります。

シャトーヌフ…を俯瞰して、ヴュー・テレグラフの場所を確認。
Telegrap01
ボーカステルやペゴー、この前のクロ・デ・パプも記しておきます。


エチケット平面化画像。エノテカシールが英語訳を隠しています。
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「テレグラフ」という名前の元になった、
ラ・クロー(La Crau)の畑にあったという信号所の絵が描かれています。

その畑ってどこかな~っと、それらしい所をウロウロします。
Telegrap02
「クロー」通りから見える畑です。ここらへんかしら?
今でも信号所が残っていたらわかりやすいのにね。


さて、いただきますよ。
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コルクはミレジム入りです。

Alc.14.5%。
濃い目ルビー、濁ってる感じ。
カシス、黒ベリー、軽快フレッシュな香りです。
軽く味の乗ったアタック。
タンニンが喉の奥に現れたと思ったら、
余韻に流れ落ちていく感じがします。
複雑味ある味です。味わい深い...。
やはり全体的に軽快フレッシュ感はあるんですが、
全体のバランスは絶妙。


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Domaine du Vieux Télégraphe
Châteauneuf du Pape La Crau 2014
RRWポイント 92点