Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

Vosne-Romanée

Domaine Robert Sirugue Bourgogne Pinot Noir 2017

2017年のコート・ドールのワインは思い入れがあり、つい選んでしまいます。
なにせ初ブルゴーニュ訪問で、収穫直前の畑のテロワールに圧倒されましたから。
今日もリカマンの店頭で適当にヴォーヌ・ロマネの作り手で2017年を選びました。
するとこの作り手、漫画「神の雫」の「第十の使徒」の作り手なんですってね。


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ただし、「第十の使徒」は同じドメーヌ・ロベール・シリュグでも、
特級のグラン・エシェゾー(Grands Échézeaux)でありまして、
決してAOCブルゴーニュではありません。(笑) とはいうものの、
同じ作り手によるものですから、「使徒」ではなかったとしてとも、
しもべの家来の召使いの下働き…くらいのものではないでしょうか。(笑)

これが使徒さんです。ラベルはパッと見同じデザインですよ。(笑)
Sirugue02
あっ、よく見るとグラン・エシェゾーは「Grand Vin」になってる!(笑)


さて、評価が高くて生産量が少なく、作れば作っただけ売れるドメーヌは、
得てして公式のホームページというものを持っていません。
「第十の使徒」さんもご多分にもれず公式サイトは発見できませんでした。
困るんですよね~、情報が取れないのは。

インポーター情報ですが、
・ピノ・ノワール 100%
除梗率100%。新樽率20%で18ヶ月の熟成です。


取り敢えず、ヴォーヌ・ロマネに飛んでドメーヌ訪問します。
Sirugue03
小規模ながら1960年創業で、村のいい場所にドメーヌを構えています。

いつものお手製Vosne-RomanéeのAOC地図に所在を書き込みました。
Sirugue01
当然、ルロワやらDRCやらがご近所さんです。

しかし、今日のAOCブルゴーニュがどこの畑か知りたかったです。
2017年に訪れたときに見たブドウは特級~1級畑ばかりだったので、
それを思い出しても同じブドウじゃないというのはわかってるんですが…。
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素人ながら、2017年のブドウを見て「今年は絶対良年だ!」と確信しましたね。

なので、AOCブルゴーニュの畑であっても素晴らしいに違いないと思うのです。
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これら写真はDRCの特級畑のものですけどね。(笑)

これもロマネ・コンティの畑からラ・ターシュ方面を撮ったものです。
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ああ、また行ってみたいな、収穫時期のブルゴーニュ。
と、思いつつ今日もお家で抜栓しましょう。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベル的なものは左側にひっついてました。

よって、裏ラベルはインポーターシールのみ。
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さあ、抜栓。
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まあ、普通。

コルク平面化。
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Alc.12.5%。
クリアなルビー。(クリアに見えないのは携帯のカメラが汚れてたから。)
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フランボワーズ、フレーズ。
濡れ木か佃煮香(もとい熟成香)。
フレッシュな辛口アタック。
酸が生き生きしています。
味の実体はしっかりありますが、
この酸が軽さを与えてますね。
喉越しから余韻にかけて複雑味も出てきて、
「第十の使徒」の貫禄あるな〜と感じました。

いえ、使徒のしもべの家来の召使いの下働き…でしたね。
失礼!


*****


Domaine Robert Sirugue
Bourgogne 
Pinot Noir 2017
RRWポイント 92点


Philippe Pacalet Bourgogne Vieilles Vignes 2015

「PP」というエチケットの図案がおしゃれなフィリップ・パカレです。
雑誌やお店でもよく見かけるのでずっと気にはなってました。
しかし、人気というか、やっぱり評価が高いということなんでしょうね。
例によってAOCブルゴーニュでお試しですが、あまりお手頃ではありませぬ。


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フィリップ・パカレさんはボジョレー出身で、自然派ワインの父、
故マルセル・ラピエールを叔父に持つ、代々続く栽培・醸造家の家系だそうで。
ブルゴーニュ・ディジョン大学で醸造学を学んだ後、2年間自然農法団体で働き、
1991年からヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・プリューレ・ロック(Prieuré Roch)で
10年に渡って醸造責任者を務めました。その実績と腕を買われたんでしょう、
ロマネ・コンティ社の醸造長に誘われたそうですが、自分のワインを造りたいと、
そのオファーを蹴って2001年に自身のネゴシアンを立ち上げ、今に至ります。


公式ページはシンプルで英語表示不可。

そしてなんと、今日のAOCブルゴーニュが載ってません。
ネット情報ではヴォーヌ・ロマネ村のAOCブルゴーニュの区画からだそうです。
樹齢は60年ほどで、確かに「Vieilles Vignes」を謳うだけはありますね。
・ピノ・ノワール 100%
は当然ですが、公式ページにはフィリップ・パカレの醸造ポリシーが解説してあり、
全房発酵と書いてあります。ロマネ・コンティが見込んだだけありそうですよ。
その他、(醸造と熟成の間は)SO2を使わないとか、自然酵母使用だとか、
澱引き(Soutirage)せず澱と触れたまま熟成させるだとか、こだわってるそうです。
樽熟は14~18ヶ月とありました。


ボーヌの町にあるフィリップ・パカレを訪問します。
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ボーヌの環状の旧市街の中ではないですが、鉄道ボーヌ駅の道すがら。
ボーヌの町はブルゴーニュの旅をしたときに随分歩きましたが、
大抵どこの作り手も大した看板を上げてないので素通りしてしまいます。(笑)


さあ、今日のAOCブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネ村からということで、
いつもの地図(ラック・コーポレーション様より拝借)を眺めてみましょう。
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県道D974号線(旧国道N74号線)よりこっち側がAOCブルゴーニュとなります。
スパっと分けられていて気持ちがいいです。(笑)このどこかの畑です。

ここでフランスの道路についてウンチクを。国道D974という人もいますが、
「D」が付いていたら「Route Départemental」なので県道です。
つまり以下の頭文字なわけです。
E:欧州道路(Européen)
A:高速道路(Autoroute)
N:国道(National)
D:県道(Départemental)
よっぽどの幹線道路でない限りほとんど「D~」ばっかりです。


エチケット平面化画像。フォントもおしゃれですね。
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裏ラベル、なぜに横向き?


さあ、抜栓。
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シンプルです。しかし、横に「PP」と書くならミレジム打ちましょうよ。
これですべて写ってるのでコルクの平面化はなしです。

Alc.12.5%。
全房感あるきれいに澄んだルビー。アルコール度数低いけど涙は割とはっきり。
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フレーズ、フランボワーズ、チェリーのお菓子。
辛口アタック。
酸は穏やかですね。いい感じ。
苦さっぽく感じるんですが、
複雑味ありとしておきましょう。
軽くなり過ぎずにいい具合ですし。
かすかなタンニンもいい仕事してます。
余韻もこのいいバランスのまま長く続いて満足。

これは好みのピノですね。
人気があるのも頷ける。


*****


Philippe Pacalet
Bourgogne Vieilles Vignes 2015
RRWポイント 94点


Domaine Audiffred Bourgogne Pinot Noir 2017

今日はドメーヌ・オーディフレッドのAOCブルゴーニュを試します。
当主アンリ・オーディフレッドさんはDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)
で14年間も、12人いる正社員の中心メンバーとして働いておられました。
なんとDRCを代表するロマネ・コンティラ・ターシュの栽培担当だったそうで、
同時に醸造にも携わっていたという文字通りのエース級社員だったわけです。
そんなアンリさんが2003年実家のドメーヌを継ぎ、2007年にはDRCを退社、
本格的に自身のワイン作りを始めたのがドメーヌ・オーディフレッドというわけ。


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そのご実家ドメーヌはDRCと同じヴォーヌ・ロマネ村にあり、1970年設立だそう。
DRCまでは歩いていける距離なので、近所の超弩級ドメーヌで修行できたわけですね。


公式ページはFlashも使った手作り風。ワイン情報はアペラシオンの列記のみ。

仕方がないのでネット情報。インポーターのサイトに少しばかりの情報発見。
今日のワインはAOCブルゴーニュながらヴォーヌ・ロマネ村内の畑からですね。
ラ・クロワ・ブランシュ(La Croix Blanche)とリュトニエール(Lutenière)という畑で、
それぞれ0.15haと0.27haの区画で平均樹齢約30年だそうです。
しかしその畑で、かのロマネ・コンティとラ・ターシュの責任者が栽培するわけで、
更に今度は社員としてではなく自分の畑を管理するんですから力も入るってもんですね。

醸造は、DRCの社員だったわりには完全除梗(!)。約15ヶ月間の樽熟成だそうです。
ほんとに醸造も携わってたのかな? 畑仕事に明け暮れ全房発酵を見てなかったとか。(笑)


さて、ドメーヌ訪問。DRCまでは一本道を歩いて5分です。(笑)
Audiffred00
担当していたロマネ・コンティやラ・ターシュの畑でも10分とかかりません。

先ほど確認した今日のAOCブルゴーニュの畑とドメーヌの位置関係を確認。
(いつもお世話になります。Luc Corporation様サイトから拝借した地図です。)
Audiffred01
この辺りは県道D974号線を跨ぐと村名ヴォーヌ・ロマネが名乗れないんでしたね。

例によってGoogle Map転記。それぞれの畑にも行ってスクショを撮りました。
Audiffred02
アンリ・オーディフレッドさんが担当していたロマネ・コンティとラ・ターシュも明記。

これが本物のロマネ・コンティの畑です。(ブルゴーニュ訪問時に撮影。)
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同じ人が管理した畑ですが、やはりロマネ・コンティの方が神々しい。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはなく、インポーターシールだけだったので別撮りにしました。

ヌーヴェル・セレクションさんです。
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小さくて控えめでいいですね。


さて、抜栓と参りましょう。
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汎用っぽいですが、コルクはドメーヌのシンボルマーク入りですね。

コルクの平面化がこれ。
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シンプル。ドメーヌ名も入れたらいいのにね。

Alc.12.8%。
濃いめのルビー。完全除梗ですもんね。
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フランボワーズ、フレーズ、バニラ。
何かの出汁のような複雑な香りもします。
スキッとしたシャープな辛口アタック。
酸のせいだとわかりますが邪魔はしないようです。
複雑味を感じる味わいはエレガントさがあります。
タンニンも穏やかに効いている間に余韻へ入って行きます。
その後若干酸が戻ってくるのを感じますが、
フィニッシュまでじんわり長く楽しめます。

おいしいけど、DRCとは別の所を目指してるような気がします。
自分でやるんだから、コピーじゃつまらないですからね。
そんなことなんだと思います…。


*****


Domaine Audiffred
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 92点


DRC (Domaine de la Romanée-Conti) Romanée St-Vivant 2013

いつもは眺めるだけで記事にしていたDRC (Domaine de la Romanée-Conti) ですが、
今日はロマネ・サン・ヴィヴァンを味見しましたので、少しうだうだ書いてみます。
軽く200万円越えのロマネ・コンティは問題外ですが、これとてボトルなら30万円コース。
「偉いワイン探し」を大きく逸脱するのは重々承知ですが、気になるってもんです。
そもそも、このブログのトップ画像がロマネ・コンティの畑なんだし…。(笑)


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おいしい全房発酵なら過去からいくらか飲んできています。
ドメーヌ・ド・ラルロデュジャックシモン・ビーズとか…。
これらもそんなにお安くはないのですが、DRCほど高価ではありません。
その「うまさ」に値段ほどの差はないというのはだいたい想像できます。
しかし、神がかり的な「本物」といううまさは存在するんでしょう。
それだけの価値を認めて、その金額を払う人がいるんですから。(笑)


公式ページは至って簡素、シンプル。フランス語のみ。王者の貫禄とも言えますね。

8つの所有グラン・クリュの紹介はありますが、面積・生産ボトル数と詩的な(笑)説明のみ。
一般には除梗・破砕しない全房発酵でトロンセ産のオーク樽の新樽100%で熟成します。


DRCの詳細については国内正規代理店のファインズのサイトをリンクしてお茶を濁します。

DRCが持つ8つのグラン・クリュは以下の通りです。
・CORTON
・ECHEZEAUX
・GRANDS-ECHEZEAUX
・LA TACHE
・MONTRACHET
・RICHEBOURG
・ROMANEE-CONTI
・ROMANEE-SAINT-VIVANT
(DRCの公式ページからコピペしたので大文字になってます。)


前を通ったことはあるんですが、写真は撮ってないのでGoogle Mapで訪問します。
Image-1
規模も見かけも質素そのものです。儲かってると思うんですが。(笑)

これが自分で撮った写真。ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑越しにDRCの裏手が見えます。
DRC01
この時は(2017年9月)収穫直前で熟したピノ・ノワールがたわわに実っていました。

そのロマネ・サン・ヴィヴァンの畑をクローズアップしてみます。
DRC02
クリックで拡大してブドウの房を高解像度で堪能してください。(笑)
この辺りもDRC所有なので、まさにDRCで瓶詰めされるブドウの写真になります。

ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑を俯瞰して、DRCの所有部分を確認しましょう。
DRC_RSVGGM
デュジャックやルロワの区画もあるものの、ほぼDRCのモノポール状態ですね。(笑)

で、例によって、
共にDRCの畑であるロマネ・サン・ヴィヴァンとロマネ・コンティの間に降り立ちます。
RomaneeStVivant02
2つの畑を隔てるこの小道で何が変わるのか? ボトル一本200万円以上の差があります。
ロマネ・サン・ヴィヴァンの30万円を安く感じさせる心理作戦の線も考えられますね。(笑)


エチケット平面化画像。手動なので少々難がありますが。(笑)
IMG_1951
マレ・モンジュ(MAREY-MONGE)とありますが、もともとマレ家が所有で、
Domaine Marey-Monge名のロマネ・サン・ヴィヴァンを作ってました。(ルロワ)
その子孫が1988年に巨額の相続税のために畑をDRCに売却します。
それまでもDRCはその畑でDRC名のワインも作ってたので、敬意を表して、
今でもその名前をエチケットに入れているそうです。


コルクは平面化はなしです。
IMG_1431
ロマネ・サン・ヴィヴァン専用ですが、なぜかロマネ・コンティの畑のイラストです。

なぜなら、この石の十字架と石垣が描かれているからです。
RC01
ロマネ・コンティの畑の前にはこの十字架があり、石垣で仕切られています。
(この角度で撮ると、十字架の向こうに見えるのはリシュブールになりますが…。笑)


さて、お味の方は?
Alc.13%。クリアなルビー。全房~って色の薄さです。
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フランボワーズ、プラム、フィーグのジャム。
フレッシュ感のあるフレーバーが香り立ちます。
滋味が乗ったアタックです。
酸を感じますが複雑な味わいの中心には、
かすかな苦みも発見できます。これも全房っぽい。
余韻はタンニン+苦味が薄く乗って、
同様のバランスを取りながらじんわり続きます。

確かに貫禄あるうまさだと思います。
RRWポイントで言うと95点かな。
調べたらパーカーおじさんも95点らしいです。
気が合うな~。(笑)


*****


Domaine de la Romanée-Conti
Romanée St-Vivant 2013
RRWポイント 95点


Gérard Mugneret Bourgogne Pinot Noir 2017

ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジェラール・ミュニュレ。
1900年までさかのぼるという由緒あるミュニュレ一族なんだそうで。
で、いつものようにそこのAOCブルゴーニュをいただくわけですが、
公式ページのAOCブルゴーニュの説明を読むと「AOCブルゴーニュこそが、
ドメーヌのクオリティを代表する象徴的なワインなんだ」と力説してます。
ですよね~。


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そう思っていろんな作り手のAOCブルゴーニュばかり試してますが、
作り手の姿勢やレベルを知ることができるいい方法だと思っています。
うん、自信が湧いてきました。(笑)


公式ページはなかなかいいです。AOCブルゴーニュの畑も地図付きで明示。

AOCブルゴーニュの畑名があるのはありがたいです。あとで調べますよ。
醸造法の情報が貧弱なのでインポーターサイトを参考にします。
一部除梗となっていて、AOCブルゴーニュACは75~90%と、ほぼ完全除梗。
村名も70~90%と同じくらいですかね。1級とグラン・クリュは50~80%。
ランクによって除梗率変えるとは面白いですね。
発酵はコンクリートタンク。
熟成はAOCブルゴーニュで12~16ヶ月(新樽率10~20%)です。
これもランクで違うわけで、村名は14~18ヶ月(新樽率20~30%)、
1級とグラン・クリュは15~18ヶ月(新樽30~50%)だそうです。

ただこんなことが書いてありました。
「このAOCブルゴーニュの真価を発揮させるため、2~3年寝かせてから楽しむように」
2年は経ってるからそろそろいいかな?


ドメーヌ訪問します。
Mugneret01
歴史あるドメーヌらしくヴォーヌ・ロマネの真ん中にあります。
写真に見える教会の前の角を右に曲がればすぐにDRCがあります。

さて、以下のようにこのAOCブルゴーニュの畑名は判明しています。

・Maladière (0.2220 ha)
・Rouges Champs (0.2316 ha)
・Lutenières (0.1609 ha)
・Croix Blanches (0.4078 ha)

AOCブルゴーニュまで畑名の載ってるいつもの地図を使って探します。
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ニュイ・サン・ジョルジュからシャンボール・ミュジニーまでに渡ってますね。

例によってGoogle Mapに転記しましょう。
Mugneret03
それぞれの畑もストビューで訪問してみました。どれも良さげです。
Rouges Champsの畑なんてグラン・クリュ(Clos de Vougeot)に隣接してます。
まあ、Clos de Vougeotの方が国道に接してるのがどうなんだって話ですが。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルを隠さないインポーター(ファインズ)は優秀です。(笑)


さあ、抜栓。
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キャップシール、なんかカッコいいです。

コルク平面化もしておきます。
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ここにもエチケットと同じクルクル模様のデザインがありますね。
おそらく針金に巻き付くブドウのツルですね。

Alc.13%。
しっかり色づいたルビー。ほぼ完全除梗ですからね。
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チェリー、フランボワーズ、アメリカのお菓子のチェリー味、スパイス、
シダっぽい樽香も感じますがごく軽め。
辛口アタック。
2017年ですが酸はこなれて抑え目です。好みかも。
嫌味のない味なんですが若干立体感は弱いかな。
タンニンはごくごくかすかに喉元を刺激しますが、
余韻まで引っ張らずに少し拍子抜け。
おかげで後味でやっぱり酸もそこそこあることを再認識させられます。

総じて悪くはないです。軽うまって感じ。


*****


Gérard Mugneret
Bourgogne Pinot Noir 2017
RRWポイント 90点


Domaine Michel Noëllat Bourgogne Pinot Noir 2016

ヴォーヌ・ロマネの名門、ドメーヌ・ミシェル・ノエラです。
19世紀に設立された家族経営のドメーヌだそうですが、
伝説的造り手シャルル・ノエラの畑を受け継いで云々との解説もあり、
なんだかすごそうなんですが、結局、例によってAOCブルゴーニュをお試し。


IMG_9324
6代目のソフィーさんが参画するまでは英語のできる人が居なくて、
最近まで輸出をしてなかったんですってね。
国外に知られてなかったという意味で、ある意味、掘り出し物ですね。


公式ページは…英語に切り替えられませ~ん。(笑)
ダメじゃん。
畑はマルサネ、フィサンからニュイ・サン・ジョルジュまで広範囲。
エシェゾーやクロ・ド・ヴージョなどのグランクリュもあります。
しかしながら、AOCブルゴーニュはどこからだか全く情報なし。
わかるのは、手摘み、完全除梗...。
・ピノ・ノワール 100%
熟成が、30%のみ樽を使い、残りはタンクだそうです。


ヴォーヌ・ロマネのドメーヌを訪問しておきます。
Noellat
敷地の大きさもさることながら、建物も新しくて立派です。


ヴォーヌ・ロマネ全体を俯瞰すると、この辺りにあります。
Noella
ご近所がルロワですね。


エチケット平面化画像。
IMG_8786


さて、抜栓といきます。
IMG_9321
横ミレジム。AOCブルゴーニュ専用コルクですね。グッド。

コルクも平面化撮影しました。
IMG_9320
でも、ドメーヌ名はないですね。汎用品?

Alc.12.5%。
ルビー。色味はしっかりついてます。
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フランボワーズ、チェリー。
うま味の予感するアタックです。
果実味もありますが味は若干軽めですね。
酸味他、各要素が控えめではあるんですが、
合わさったあとのバランスは悪くないです。
余韻・フィニッシュも特筆すべきものはなく、
傑出してる感はないんですが、欠点もないです。

まだ若くて、さっぱりしてますが、
美味しいことには間違いありません。


*****


Domaine Michel Noëllat
Bourgogne Pinot Noir 2016
RRWポイント 90点


Mongeard-Mugneret Bourgogne Pinot Noir 2016

ヴォーヌ・ロマネの大ドメーヌ、モンジャール・ミュニュレです。
リシュブールほか、エシェゾーとグランゼシェゾーもDRCに次ぐ規模で、
北はマルサネから南はサヴィニー・レ・ボーヌまで33haを所有。
はい、しかしそこのAOCブルゴーニュをいただく、いつも通りのやつです。


IMG_9317
いい作り手のAOCブルゴーニュは、結構いい畑からのブドウを使い、
かなりレベルが高い場合が多いという経験値があり、いつも楽しんでます。
畑によるテロワールの差より作り手の実力の方が信用に足りるってことです。


公式ページは凝ってます。大手~って感じの完成度。

AOCブルゴーニュもしっかり情報は載ってますが、畑の所在まではなかったです。
このアペレーションで全部で2.5ha所有してることはわかりますが。
樹齢は28~55年だそうで、けっこうなVVと言えそうです。
完全除梗のピノ・ノワール100%。
樽は2年落ちを使用とありますが、期間は明記なし…。

参考までにインポーターのサイトもリンクしておきます。
エイ・エム・ズィー
ラック・コーポレーション


さて、ドメーヌ訪問です。
Mugneret01
県道D974号線に近いです。ルロワがご近所にありますね。

近くの「ル・リシュブール」というホテル。
Mugneret02
なんとここは、モンジャール・ミュニュレが運営しています。

ヴォーヌ・ロマネを俯瞰してモンジャール・ミュニュレの場所確認。
Vosne_Mugneret
畑の格付けもご注目。コート・ドールあるあるですが、
県道D974号線(旧国道N74号線)を挟んだ東側は村名が名乗れません。
AOCブルゴーニュになってしまいます。


エチケット平面化画像。
IMG_8738
裏ラベルのイラストで、ドメーヌ訪問が正しいことがわかります。


さあ、抜栓。
IMG_9316
キャップシール、コルクともドメーヌ名入りです。

コルクはAOCブルゴーニュ専用ですね。
IMG_9314

Alc.12.5%。
しっかり色づいたルビー。完全除梗ですもんね。
IMG_9315

フランボワーズ、チェリー。王道の香り。
辛口アタック。
すぐに酸が追いかけてくるものの、
ビターな味が登場してバランスを取ります。
酸味から来る若さは感じるんですが、
なかなか複雑味のある味で、いいハーモニー。
余韻は早い目に片付くんですが、
バランスはいいままで後味を楽しめます。
うん、実力派のAOCブルゴーニュです。


*****


Mongeard-Mugneret Bourgogne Pinot Noir 2016
RRWポイント 90点


Domaine Arnoux-Lachaux Bourgogne Pinot Fin 2013

アルヌー・ラショー。そこのAOCブルゴーニュですがピノ・ファンです。
ピノ・ファンとはピノ・ノワールのクローンだそうで、果粒が小さく果皮が厚く、
凝縮感は出るそうですが収量が少なく、やってるところは珍しいそうです。


IMG_8813 (1)
ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌとして名高いロベール・アルヌーが、
2008年に改称したのがアルヌー・ラショーで、当主がパスカル・ラショー。
ここのネゴシアンブランドがパスカル・ラショーでしたね。
前にパスカル・ラショーのヴォーヌ・ロマネ1級を飲んでます。

公式ページは前にも見ましたがURL押さえてるだけ。何にもなし。
仕方がないのでネット情報漁ります。当然ながらのピノ・ファン100%。
基本的にここは全房発酵だそうですが、もう少し詳しいサイトを発見。
ニュイ・サン・ジョルジュ、プルモーのピノ・ファンの畑4区画からで、
ピノ・ファン故、ミルランダージュ(小粒、果皮厚)になるため、
収穫の40%だけを全房発酵、熟成は50%だけ2年落ちの樽で、残りはタンク。
期間は不明。まあ、ないよりましの情報として信じておきましょう。


さて、ドメーヌ訪問。
Arnoux-Lachaux01

ヴォーヌ・ロマネを俯瞰するとこんな場所にあります。
Arnoux-Lachaux01
Route Nationale 74(D974)沿いですね。


エチケット平面化画像。
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さて、抜栓といきましょう。
IMG_8808
ドメーヌ名、ミレジムしっかり入っています。

コルクは平面化するとこうです。
IMG_8809

Alc.12.5%。
ルビー。透け透けではなくしっかり色はついてます。
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フレッシュなフランボワーズ、イチゴ。いい香りです。
辛口アタック。
ちょっと味の中心は軽めですが、
酸味が控えめ且つ、ちょうどいい引き立て効果です。
食事(カレー味肉じゃが?)に合わせると余韻で甘みも出てきました。
なかなかうまし。


*****


Domaine Arnoux-Lachaux
Bourgogne Pinot Fin 2013
RRWポイント 91点


Domaine François Lamarche Bourgogne Hautes Côtes de Nuits 2016

前回に引き続きドメーヌ・フランソワ・ラマルシュです。
ベーシックなAOCブルゴーニュをいただいたわけですが、
ここはこのオー・コート・ド・ニュイも同じくらいの価格で出してまして、
どんな違いがあるのか気になるわけ。こらえきれずに翌日抜栓です。


IMG_8670
ロマネ・コンティとラ・ターシュの間の細い畑「ラ・グランド・リュ」。
フランソワ・ラマルシュのモノポールです。すごく飲んでみたい…。
しかし、同じ作り手がもう少し丘の上の畑のブドウで醸したこれでも、
その片鱗が味わえるのではないでしょうか。いや、味わいたい。(笑)


公式ページで調べると、手摘み収穫、80~100%除梗は同じですが、
樽熟成に違いがありました。
AOCブルが14ヶ月熟成だったのに対し、なんと60~100%が新樽で、
熟成期間も16~20ヶ月とかなり長めとなっています。
これって「ラ・グランド・リュ」と同じなんですよね~。
そういう意味では、
このオー・コート・ド・ニュイは少し上等な位置づけですね。
ヴォーヌ・ロマネ随一の名門が手を抜かずに作り、
そこそこお手頃なわけですから、美味しければ偉いワイン認定です。


そうそう、ドメーヌを訪問してませんでした。
Lamarche01
両隣をミシェル・グロとアン・グロに挟まれています。(笑)

もう少し離れて俯瞰してみます。ずっと右に行くとDRCですね。
Lamarche02
画像では切れてますが、左へちょっといくとルロワもあります。


困ったのが、オー・コート・ド・ニュイのどの畑かわからないことです。
Hautes-Cotes-de-Nuits-2
ヴォーヌ・ロマネに近いのかもしれませんが、オー・コート・ド・ニュイは広い。
東向きの斜面らしいこと以外の情報はありませんでした。

まあ、仕方がないので、オー・コート・ド・ニュイを地図上に転記。
Lamarche06
黄色で示した20の村にまたがっています。


エチケット平面化画像。
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さて、抜栓。
IMG_8671

AOCブルと同じく専用デザインのコルクです。
IMG_8666

Alc.13%。
ルビー。クリア感ありますね。
IMG_8668

フランボワーズ、チェリー。
酸味がシャープな辛口アタックです。
味の中心はしっかり形がありますよ。
酸味は盛大なのに邪魔しないのが不思議。
柔らかな印象の余韻にも酸がしゃしゃり出てこず。
フレッシュな感じの流れるようなストーリー展開。
熟成の複雑味も感じて楽しいです。
うまい酸味ってあるんだと学びました。
92点。やはりAOCブルゴーニュよりちょっと上です。


*****


Domaine François Lamarche
Bourgogne Hautes Côtes de Nuits 2016
RRWポイント 92点


Domaine François Lamarche Bourgogne Pinot Noir 2016

ヴォーヌ・ロマネの名門、ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュです。
何と言ってもここは、DRCモノポールの最高峰グラン・クリュである、
ロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれた「ラ・グランド・リュ」を
単独所有(モノポール)していることです。
しかし、いつものごとく地域名AOCブルゴーニュをいただきます。(笑)


IMG_8795
ヴォーヌ・ロマネの名門「ラマルシュ家」は18世紀から続くそうです。
ロマネ・コンティとラ・ターシュに挟まれた「ラ・グランド・リュ」は、
1936年、INAOによって1級畑(プルミエ・クリュ)に格付けされました。
超有名グラン・クリュに挟まれて同じ斜面なのに1級っておかしいですよね。
ラマルシュ家による再三の申請で、1992年晴れてグラン・クリュに昇格。


まあ、とは言っても今日いただくのはAOCブルゴーニュですが。(笑)
公式ページでAOCブルゴーニュを調べます。
手摘み収穫、80~100%除梗(ミレジムによって変わるそう)。
オーク樽にて14ヶ月の熟成です。2~5年の熟成ポテンシャルありだそうで。

パーカーおじさんの解説を読んでいると、発見です。
このAOCブルゴーニュの畑の所在が書いてあります。
国道の東側の以下の5区画からのブドウだそうです。
・Les Champs d’Argent(1区画)
・Lutenière(1区画)
・Les-Pâquiers(2区画)
・Poirier d'Août(1区画)

これは地図で確認ですね。これらの畑を黄色で塗りました。
Lamarche04
フラジェ・エシェゾーの1つ以外の4区画はヴォーヌ・ロマネ村なんですが、
国道(D974)の東側は村名が名乗れないようですね。なるほど。

Google Map上に転記しました。ラマルシュの住所もご確認ください。
Lamarche03
その他、ヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュ、プルミエ・クリュも記載。
ラマルシュが持つ「ラ・グランド・リュ」の位置関係もわかりましたね。
この位置関係で1級畑だったって、どう考えてもおかしいです。


さあ、ヴォーヌ・ロマネを名乗れないAOCブルゴーニュ畑を見ますよ。
Poirie
う~ん、確かに西側斜面の有名畑の貫禄はないですね。(笑)

Les Champs d’Argentは前にルネ・カシューで見てますので、Lutenièreです。
Luteniere
悪くはないですが、右手奥に見える有名畑の斜面とは違うんでしょう。

最後にフラジェ・エシェゾー側にある畑です。
Poirier d'Aout
やはり斜面ではないですが、なかなかきれいな畑です。


エチケット平面化画像。
IMG_8749


さあ、抜栓といきましょう。
IMG_8791

コルクは専用デザインですね。ミレジム入り。
IMG_8792

Alc.12.5%。
ルビー。透明感あってきれいです。
IMG_8793

フランボワーズ、プラム、スパイシー、茎っぽさもあり。
リコリス的な風味も感じます。
辛口アタック。
酸味を発見しますが、なめらかで味の邪魔はしていません。
そこそこの凝縮感はあるんですが、薄め・軽めの印象もあり。
ごく微かな苦味は複雑味を与えています。
喉越しからフィニッシュまで酸味がちながら、
バランスをくずすほどではありません。
「めちゃうま」とまではいきませんがOKです。


*****


Domaine François Lamarche
Bourgogne Pinot Noir 2016
RRWポイント 90点


--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
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