Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

WWWポイント:77点

Mayer am Pfarrplatz Beethoven Symphony No.9 Viennese White 2019

前にオーストリアのグリューナー・フェルトリナーの安いのを試しましたが、
可もなく不可もない印象で、まだまだ実体が掴み切れていないようなので、
今日はまたちょっと違うのを試してみます。ラベルにはベートーヴェンの顔?


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作り手は、首都ウィーンに1683年から続く老舗、Mayer am Pfarrplatz。
オーストリアらしく敷地内にあるホイリゲ(ワイン居酒屋)でも有名です。

なんでも、ここにかつてベートヴェン(1770-1827)が住んでいたそうで、
あの第九(交響曲第9番)を作曲したという屋敷が敷地内にあるということで、
ベートーヴェン・ハウスとして人気の観光地にもなっているとのこと。
なるほど、だからワインもベートーヴェンを前面に押し出してるんですね。


ワイナリーの公式ページホイリゲの公式ページもあります。

残念なのはワイン情報はショップサイトしかないことです。
このサイトによると、グリューナー・フェルトリナー100%ではなさそうです。
・Grüner Veltliner
・Riesling
・Weißburgunder(ピノ・ブラン)
比率は不明ですが、この3品種と書かれていました。
あとで裏ラベルを見るとGrüner Veltlinerとしか書いてないんですけどね。謎~。
醸造その他の情報もわかりませんでした。


ウィーン市街北側、ドナウ川近くにある作り手を訪問します。
Beethoven01
木の枝の束のついたホイリゲの看板があるように、この中が居酒屋です。
ワインの醸造をやってるのは左の道を奥に行くとある大きな建物です。


前に描いたドナウ川流域のDAC地図にウィーンがあるので、場所を追記。
Beethoven02
オーストリアのワイン産地としてウィーン(Wien)があります。
同じ地域で、ヴィーナー・ゲミシュター・サッツ(Wiener Gemischter Satz
混植混醸による白)はDACに認定されていますが、WienはDACではないです。
(DAC=Districtus Austriae Controllatus)
ヴァッハウ(Wachau)やヴァグラム(Wagram)の如くDACでない銘醸地があり、
必ずしもDACになってるのがいいわけではないようで、オーストリアあるあるです。


公式ページの畑紹介によると、Grüner VeltlinerはこのGrinzingからだそうです。
Beethoven03
場所を確認するとワイナリーからは車で10分とかからない距離にあります。
教会の近くにあるとのことですが、それ以前に、ウィーンのブドウ畑は、
街の中、それも市街地に隣接しています。これもオーストリアあるある。


ラベル平面化画像。
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ベートーヴェンが住んでいたのは1817年だと裏に書いてますね。
しかし、インポーターラベルが下半分がばっと隠しています…。

頑張って剥がしましたが、きれいに剥がせませんでした。チクショー。
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ねっ、「グリューナー・フェルトリナー2019」って書いてあるでしょ。
元詰めの会社名も書いていますが、これはMayer…と同じ場所にあります。
LandweinでなくÖsterreichischer Qualitätsweinというのも重要な情報です。
本当、無神経なインポーターラベルはいただけませんね。


さあ、スクリュー回転。
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いつものオーストリアの国旗カラーの認定マークが印刷されています。

Alc.12.5%。
薄いイエロー。
IMG_2692

白い花、微かに花梨か青リンゴ。
酸味が生き生きした辛口アタック。
軽くて爽やかな飲み口ながら、
塩味のようなものも感じ、
味がつまらなくなるのを抑えてくれています。

夏にキンキンに冷やしてクッといくのがいいですね。
残念ながら第九は聞こえてきません。(笑)


*****


Weingut Mayer am Pfarrplatz
Beethoven Symphony No.9
Viennese White 2019
Grüner Veltliner
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

William Fèvre Chile La Misión Reserva 2018 Chardonnay

本家ウィリアム・フェーヴルのシャブリは以前試してますが、これはチリです。
その名もWilliam Fèvre Chile。そこのシャルドネをたまたまスーパーで発見。
スーパーの店頭なのでとってもお手頃ですが、これでおいしけりゃ儲けもの。
フランスの一流の作り手は新世界、それもなぜかチリに多く進出してますね。


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ウィリアム・フェーヴルさんがチリでシャルドネに適した場所を探し、
マイポ・ヴァレーで通常の平地の畑ではなく、山の手の高地に適地を発見。
そこがパートナーともなったビクトル・ピノさんの畑だったということで、
これが「William Fèvre Chile」の始まり。1990年のことだそうです。


公式ページは今どきの大画像をスクロールさせるようなタイプ。

ワイン情報はしっかりしているんですが、今日のLa Misiónというのが載ってません。
やはりスーパー向けのローエンド・シリーズなのでしょうね。(笑)
・シャルドネ 100%
は当然として、シャブリ方式に樽は使わず、ステンレスタンクの熟成のようです。
これは上等ラインでも同じで、やはりシャブリが基本になってるんですね。


サンティアゴの南側、ピルケにあるウィリアム・フェーヴル・チレを訪問。
Fevre01
入り口はショボい感じですが、奥に施設は広がっており、裏手には畑も見えます。

マイポ・ヴァレーはサンティアゴ周辺の広域です。
ウィリアム・フェーヴル・チレの位置関係は以下の地図がわかりやすいです。
Fevre02
そのウィリアムさんが最初に見つけたというシャルドネに理想的な畑は、
San Juan de Pirqueと言うらしいんですが、地図の黄色い四角で囲った辺り、
マイポ川が通る山間にあるようです。公式ページではMountain Grownとも。

因みにWilliam Fèvre Chileはここの他、マジェコ(Malleco)ヴァレーにも畑を所有。
マジェコはビオビオ(Bio Bio)よりも更に南にあるチリ最南端の産地です。
南半球ですからチリで一番寒冷な産地ということで、何かこだわりがありそうです。


ラベル平面化画像。
IMG_2506


さあ、スクリュー回転。
IMG_0024
印刷がずれてますが一応エンボスになってます。

Alc.13.0%。
かすかな緑をまとうイエロー。
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リンゴ、白い花。
樽はないはずですが微かにバニラも感じます。
とろみを感じるミネラリ―な辛口アタック。
甘みの前にかなり鋭角の苦味を感じますね。
ミネラルっぽさと言うよりは雑味に近い感じ。
シャブリっぽいかと言われると微妙ですね。

しかしペラペラのシャルドネよりは個性のある感じで、
これはこれでありだと思います。


*****


William Fèvre Chile
La Misión Reserva 2018
Chardonnay
D.O. Maipo Valley
WWWポイント 77点


Bodega Andrés Iniesta Finca El Carril Minuto 116 Blanco

元FCバルセロナのMFにして、スペイン代表チームのメンバーで、
2018年5月にヴィッセル神戸に移籍したアンドレス・イニエスタ選手は、
DOマンチュエラにワイナリーBodega Iniestaを所有しています。
以前そこのテンプラニージョのブレンドを試しましたが、なかなかでした。
今日はお手頃白ワインの新商品を発見したので、まずはお試しです。


IMG_2415
なんだか知らないうちにサッカーがらみのラインナップが増えてます。(笑)
今日の ’116(ミヌート116)は、2010年ワールドカップ南アフリカ大会決勝で、
延長後半の116分、イニエスタが決勝点を決めた記念すべき数字に因んでいます。
これでスペインは史上初のW杯制覇を果たしたので、ご自慢のゴールということ。
まあ、ワイン自体はカッコいいんですが、ノンヴィンテージというのと、
公式サイトで税込4.75ユーロのセール品(10%OFF)なのが気になります。(笑)


公式ページは立派ですが、ワイン情報等の内容はあっさり。

今日のワインも、
・マカベオ
・モスカテル
のブレンドですが、比率は不明。
マカベオ(Macabeo)は別名(シノニム)でビウラ(Viura)とも呼ばれ、
白品種として国内生産量2位。1位はアイレン(Airén)でしょうね。
チャレッロ(Xarello)、パレジャーダ(Parellada)と並び、スペインの誇る泡、
カバ(Cava)の3大主要品種の1つですね。
モスカテル(Moscatel)はいわゆるマスカット(Muscat of Alexandria)です。


再訪ですが、フエンテアルビージャ(Fuentealbilla)にあるワイナリー訪問。
Iniesta01
カスティージャ・ラ・マンチャ州アルバセーテ県にある小さな町です。
今日のワインはフエンテアルビージャの自社畑からとのことですので、
この周辺からでしょう。よって、DOマンチュエラ(Manchuela)です。

スペインのDO地図で見るとこのあたりです。
Iniesta02

周辺のDOとの位置関係はこの方が見やすいですね。
Iniesta00

気になるのは、
今日のワインのようにノンヴィンテージ(NV)でもDOが名乗れるのかということ。
DO Manchuela公式ページというのがあったので調べてみます。

2004年に認められたDOで、赤・白あって、使える品種が規定されてはいますが、
醸造法他は不詳です。ま、いいんでしょう。Que será, será~♪♪
ちなみに白はマカベオが一番多く(75%)、赤はボバル(Bobal)が主流(42%)。


ラベル平面化画像。
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さあ、スクリュー回転。いつものワイン娘ではなくイニエスタご本人登場。(笑)
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今日の「'116」を持ってうれしそうですね。写真のように赤もあります。

Alc.12.5%。
薄い黄色。
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リンゴ。ライム、というか甘夏みかん。
甘さを感じますが辛口アタックです。
フレッシュでライトな酸のおかげかな。
フルーティでもあるとも言えます。
節操のない軽さですが(笑)楽しく飲めそうです。

決勝ゴール!というほどではないですが、
お手頃だし、いいんじゃないでしょうか。(笑)


*****


Bodega Andrés Iniesta
Finca El Carril
Minuto 116 Blanco
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Alain Hudelot-Noellat Bourgogne Aligoté 2017

以前、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ(Domaine de Villaine)のAOC Bouzeron、
アリゴテ種のワインをいただきました。正直、う~んだったので(欠陥かも…)、
アリゴテの印象はあまり良くないんですが、このままではいかんと、
違う作り手のアリゴテを試してみたいと思います。結構著名な作り手は、
どこもアリゴテを出してますね。そして今日いただくのはユドロ・ノエラ。
珠玉の畑を所有、評価も高い、シャンボール・ミュジニーに居を構える名門です。


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ドメーヌ・アラン・ユドロ・ノエラ(Domaine Alain Hudelot-Noellat)は、
シャンボール・ミュジニー生まれのアラン・ユドロ(Alain Hudelot)さんと、
ヴォーヌ・ロマネに本拠を置いた名門ドメーヌ・シャルル・ノエラ(Domaine 
Charles Noellat)の孫娘オディル(Odile)さんが、結婚後1964年に創設しました。
つまり、ユドロ+ノエラ=ユドロ・ノエラ。バンザ~イ!

このオディルさんが、シャルル・ノエラの所有する珠玉の畑の1/4を相続したため、
ユドロ・ノエラはヴォーヌ・ロマネの錚々たる偉大な畑をラインアップするに至ります。
嫁入り道具って大切!(笑)

現在ドメーヌを仕切るのがアラン・ユドロさんの孫、シャルル・ヴァン・カネットさん。
各所で修業の末、2008年にドメーヌ参画。短いキャリアながら高評価を得ています。


公式ページはなかなかカッコいいです。あまり見やすくはないですが。
nise
今日のワインはデータシートもありますが、畑の場所が不明。
他の銘醸畑のワインは地図で区画まで示されているんですが…。
AOC Bourgogne Aligotéの定義はブルゴーニュ全域が対象。
品種がアリゴテであれば、グラン・オーセロワからボジョレーまでOKです。
ブルゴーニュ全体の6%がアリゴテなんですってね。割と多い感じです。
とにかく今日のアリゴテは樹齢80年のVVで畑の面積が0.26haとのことです。
(で、畑はどこやねん?謎~。笑)
・アリゴテ 100%
熟成はステンレスタンクで2年だそうです。


さあ、ドメーヌ訪問。ヴージョの集落の近く、民家風情のたたずまいです。
Hudelot01
クロ・ド・ヴージョに近いですが、行政区分ではシャンボール・ミュジニーになります。

公式ページではこの地図で所有畑の区画位置までわかるようになってます。
Hudelot-NoellatCarte
ユドロ・ノエラの場所を書き込みました。クロ・ド・ヴージョはじめ、
ロマネ・サン・ヴィヴァン、リシュブールに区画があるのがわかります。


エチケット平面化画像。
IMG_2353
裏ラベルはなくインポーターシールのみでした。

これが別撮りのインポーターシール。
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グランマルシェの徳岡ですね。


さあ、抜栓。
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キャップシールもコルクもドメーヌ名入り。

コルクも平面化。
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何気にDIAM5を採用。ブショネないのでいいことです。

Alc.12%。
輝くゴールド、かすかに緑。
IMG_2374

熟してない青いリンゴ。ライムっぽいのも微妙に。
香りは少な目です。
特徴的な酸をまとった辛口アタック。
酸の中に果実味のある味わいが居るのはわかります。
ペラペラとは言わないですが、
構造感とはまた違う厚みではあります。
ライムぶっ込んだコロナビールに通ずるものがある、
というのはちょっと言い過ぎかな? 
夏に合う感じです。(笑)

カシスリキュールと白ワインで作るキール(Kir)は、
正式にはアリゴテで作るんですってね。
残りにルジェのカシスリキュールを投入してみました。
酸味が功を奏してかなりうまし。 キール最高!


*****


Alain Hudelot-Noellat
Bourgogne Aligoté 2017
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

La Masel Chardonnay Viognier 2017 IGP Vaucluse

スーパーで目に留まった1本。シャルドネとヴィオニエのブレンド。
IGP Vaucluseか…。なんとなくローヌらしいことはわかりました。
Gilbert & Gaillardの金メダルのことでしょうが、日本語シールを追加して、
「フランスワインコンクール・金賞受賞」とこれ見よがしです。
うさん臭さ満載ですが、ブレンドが面白そうなのでいただきます。(笑)


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表のエチケットには書いてませんが、作り手はル・セリエ・デ・プランス
(Le Cellier des Princes)というシャトーヌフ・デュ・パプで唯一の協同組合。
1924年に設立され、現在は240もの生産者がメンバーとなっていて、
シャトーヌフを中心にメンバーの畑はトータル630haにものぼるそうです。


公式ページはなかなかカッコいいです。生産者の顔写真もいっぱい載ってます。(笑)

輸出用なのか今日の「La Masel」なるブランドは載ってなかったんですが、
シャルドネとヴィオニエのブレンドが載っていたので同じものだと思います。
(これも2017年がGilbert & Gaillardの金メダル取ってるそうなので。笑)
セパージュは半々のブレンドでした。
・シャルドネ 50%
・ヴィオニエ 50%
Châteauneuf du Pape周辺の畑からだそうですが、そりゃそうでしょう。(笑)
フレッシュさと酸味のコントロールのためMLF(マロラクティック発酵)は行わず。
熟成はステンレスタンクで2ヶ月。


生産者協同組合「セリエ・デ・プランス」を訪問します。
Vaucluse03
シャトーヌフ・デュ・パプの郊外の幹線道路沿いにあります。
さすが巨大協同組合、敷地も施設も規模が大きいです。

シャトーヌフ・デュ・パプの地図にその場所を書き込みました。
Vaucluse01
シャトーヌフ・デュ・パプからは結構離れていますね。

今日のワインはIGP(Indication Géographique Protégée)Vaucluseでしたね。
2009年までのVin de Pays de Vaucluse。ヴォークリューズ県が対象地域です。
Vaucluse02
かなり広範囲でシャトーヌフ、ジゴンダス他のAOCを内包します。
ヴァンソブル(Vinsobres)やリラック、タヴェルは外になりますね。

IGP Vaucluseの公式サイトも見つけましたが、内容は貧弱でした。
IGP Vaucluseに使っていい品種を調べたら、白だけでも腐るほどありました。
よって、ここには書きません。勿論、シャルドネとヴィオニエは含まれます。

公式ページに傘下の畑がどこに分布してるのかという地図がありました。
Vaucluse04
シャトーヌフ・デュ・パプ内にも畑があるのがわかります。


エチケット平面化画像。金メダルも一緒に入れておきました。(笑)
IMG_2037
裏はインポーターラベルのみです。


さあ、抜栓。
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無印の集成コルクですね。

つまんないですが平面化しておきます。
IMG_2169

Alc.13.5%。
濃いめのゴールドイエロー。
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青リンゴ、白い花。
味わいは苦味がかすかにあるライムって感じ。
ちょっと水臭いかな?
まあ、値段相応なんでしょう。
後から感じた酸はきれいで良かったです。


*****


Le Cellier des Princes
La Masel Chardonnay Viognier 2017
IGP Vaucluse
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Domaine François Lumpp Givry 1er Cru Crausot 2017

昨日に引き続きコート・シャロネーズ、ジヴリのフランソワ・ランプです。
今日はジヴリの1級畑クロゾーからのシャルドネ、白をお試しです。
昨日の赤は状態が悪かったのか、少々残念な感じでしたが、白はどうでしょう。
この作り手が有名になったきっかけが白といいますから、期待は高まります。


IMG_1651
まだまだ未熟者のRed Red Wineでは、未だブルゴーニュ白のベンチマークがなく、
(出会っておらず?)白を評価する確たる基準を持ち合わせておりません。(笑)
なのでWWW(White White Wine)ポイントなる採点も赤以上にいい加減です。
もっと精進しなくてはだわ。


公式ページはシンプルで情報少なめですが、カッコいいです。

1977年からブドウ栽培を始め、1991年にドメーヌを設立していますが、
ジヴリを代表する優秀な生産者としてフランス国内で評価が高いそうです。
公式サイトは貧弱情報なのでネット情報ですが、
・シャルドネ 100%
を全収穫分を圧搾して直ぐに樽(新樽30%)に入れ、そのまま発酵。
熟成は不明ですが赤と同じく12ヶ月でしょうかね。
パーカーおじさんはこの2017年に92点をつけています。


ジヴリの市街地にあるドメーヌ訪問。新しそう。おしゃれな外観です。
Givry04
きれいな畑に囲まれていますね。所有畑でしょうか。

コート・シャロネーズからおさらいしていきます。Givryはここです。
Givry03
ジヴリはリュリー、メルキュレとともに赤・白OKのAOCです。
モンタニーだけ4つの村にまたがり、白(シャルドネ)のみのAOCでしたね。

ジヴリのAOC地図でプリミエ・クリュと村名の畑の分布を見ましょう。
Givry02
黄色の所が今回試した赤・白の1級畑です。ドメーヌの場所も印してます。
La Vigne RougeとLa Brûléeという1級畑も含め全部で約9.5ha所有してるそうです。
(地図上で探してみてください。La Brûléeはわかりにくかったです。笑)

例によって、Google Map転記をしてみました。
Givry01
それぞれの畑も訪れ、写真(スクショ)を撮ってみました。(笑)
なかなかきれいな畑です。コート・ドールと遜色ないような気がします。


エチケット平面化画像。
IMG_1661
裏ラベルのほうが立派で長い。(笑)


さて、いただきます。
Alc.13%。
イエロー。
GivW

白い花、白桃、洋梨。
酸味によって甘く感じましたが辛口アタック。
花梨、炭酸飲料のシトラスの風味。
総じてフルーティですね。

美味しいんですが、
ブルゴーニュに期待する味とはちょっと違う気がします。
まあ、ブルゴーニュ白の判断基準のない自分が言うのもなんですが。(笑)


*****


Domaine François Lumpp
Givry 1er Cru Crausot 2017
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Pasqua PassioneSentimento Veneto IGT 2016

スーパーで見つけたヴェネトIGPのお手頃白ワインです。
なんだかすごいラベルデザインですが、面白そうということでゲット。
調べると割とまともな作り手で、ワインもまともだったりするわけで、
こういう発見があるのでワイン選びは楽しいわけです。


IMG_1903
パスクアというこの作り手、1925年設立の3代に渡る家族経営のワイナリー。
ヴェローナに居を構え、Valpolicella及びVenetoに根差したワインづくりをするも、
そのネーミングはとってもユニーク。今日のだって読めたもんじゃないです。
裏ラベルを見ると日本のインポーターは「パッシメント」と紹介していますが、
Passione Sentimento(情熱の気持ち)」が正しいようです。
アマローネの製法の「アパッシメント(陰干し)」にかけてるんでしょうね。

これがわかりやすいロゴです。
Pasqua03
落書きのような表ラベルじゃ、読めね~っつ~の。(笑)

普通のアマローネなんかも出してますが、トップキュヴェらしきのが面白い名前。
その名も「Hey French. You could have made this but you didn't」と言います。
「おい、フランス人。お前らこんなの作れたはずだけど、作んなかったよね。」って感じ?
非常に飲んでみたくなるネーミングです。(笑)長すぎだけど...。


公式ページは今どき風によくできています。

最新ヴィンテージの2018年になりますがデータシート完備です。
・ガルガーネガ 100%
ということなので、ほぼSoaveのようですね。
(Soave DOCは、Garganegaが70%以上であればよく、Trebbiano di SoaveやChardonnayをブレンド可。)
ただ、収穫・選果後、ドライルームにて陰干しし、糖度や香りを高めるそうです。
これがたぶん名前の「Passi Mento」で言わんとするところですね。
搾汁後、12時間のスキンコンタクトで複雑味や構造感を出すのだそう。
ステンレスタンクで発酵後、一部はフレンチオーク樽で香りづけも行い、
最終ブレンドしてできあがり。結構手間がかかってます。


さて、ヴェローナの市街からも近いワイナリー訪問。
Pasqua01
大きな建物なのですが、門からのアプローチが長く、ストビューではここまで。
まわりは一面ブドウ畑ですが、案外ヴェローナの市街地から近いです。


ヴェローナ周辺のDOC/DOCG地図で位置関係を見ておきます。
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パスクアも書き込みましたのでヴェローナのすぐ北東を見てください。
Valpolicellaエリアのすぐ東側がSoave DOCのエリアです。


エチケット平面化画像。
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ワイナリー訪問でヴェローナ市内のジュリエットの家までのルートを示しましたが、
実はこのワインはそこにあるロミオとジュリエットの壁がモチーフなのです。
壁と言っても落書きだらけでひどいもんですが、うまく再現できてはいます。(笑)

これがジュリエット家。「あ~ん、これか~!」でしょう?(笑)
Juliet01
シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」は実話というか、
モデルになった実在の人物がいたということらしいのですが、
ここはもう恋人同士の観光客向けスポットとして大人気なんだそうで。

ヴェローナのワイナリーとして、地元ネタのワインを作ったってことなんでしょう。
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ネックには「ロミオとジュリエットの壁、1日に3000メッセージ書き込まれる」とな。
(ネックの平面化に失敗し、複数の写真を貼ってつなげました。笑)

そうそう、ところで、インポーターシールは剥がしたので別撮りしてます。
IMG_1823
日本語で説明してくれるのはいいのですが、原文と内容が違います。
原文ではガルガーネガを使ってることや、醸造前に陰干しすることも書いています。
こういう中途半端な裏ラベル対応が多いですね。嘆かわしい。

ネックにはこんなポップ(?)が付いてました。
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メッセージ書いて恋人同士で贈ってもらおうってことですね。イラネ~。(笑)


さあ、抜栓。
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キャップは無印ですが、コルクは銘入りですね。

コルクも平面化します。
IMG_1900
テクニカルコルク、DIAM2です。2年耐用ってことでしょう。
もう4年経ってますが。(笑)

Alc.13%。イエロー。
IMG_1901

梨、白桃、白い花、かすかにライム。
酸味と甘味が拮抗したようなアタック。
でも、辛口に分類できるでしょう。
フレッシュでクリアな柑橘系の味わいながらライチ感もあり?
かすかに苦味があるのがいいアクセントです。
余韻は最初の酸と甘みの拮抗が続きます。

うん、やっぱりソアヴェの印象ですね。
軽く行きたい時にいい感じです。


*****


Pasqua
PassioneSentimento 2016
Veneto IGT
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Nivarius Tempranillo Blanco 2018

KALDIの店頭でシロクマさんのかわいいラベルを発見。
スペインの白ワインか…。えっ?…テンプラニージョ?…ブランコ(白)?
思わずその場でググってしまいましたが、裏ラベルにも解説があり、
1988年に発見されたテンプラニージョの突然変異の白ブドウだそうです。
リオハで発見されたので、単一品種の白ワインは他地域にはないそうです。
これは試さないという選択肢はないやろ?ということで。(笑)


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作り手Bodegas Nivariusを調べますが、2012年設立の新しいところです。
なんとDOCa Riojaの白ワインだけしか作らない白ワイン専門の生産者です。


公式ページは非常によくできていて、リオハの詳細情報が盛りだくさんです。

ところが、今日のテンプラニージョ・ブランコが載っていません。
Edición Especial Limitada(スペシャル・リミテッド・エディション)だからですかね?
よってネット情報から。
・テンプラニージョ・ブランコ 100%
3500Lのフレンチオーク樽で発酵後、同樽で9ヶ月シュール・リー熟成だそうです。


作り手訪問しますよ。イレグア川沿い、ナルダ(Nalda)が最寄りの町です。
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切り立った岩山も見えますが、標高が800mと高く年間を通じて冷涼だそうです。
これが酸味を活かした白ワインを作るのにいいそうです。

リオハの地図で位置関係を確認します。リオハ・バハ(Rioja Baja)です。
RiojaDOCa
テンプラニージョ・ブランコが発見されたというMurillo de Río Leza村も記載。

リオハは1991年にDOCa(Denominación de Origen Calificada)認定され、
プリオラートと2地域のみの特選原産地呼称になります。
テンプラニージョ・ブランコの白ワインは2008年にDOCa認定に追加されています。

因みに、リオハDOCaで使用可能な白品種は以下の通り。
Viura、Malvasía、Garnacha Blanca、Tempranillo Blanco、Maturana Blanca、
Turruntés、Chardonnay、Sauvignon Blanc、Verdejo。
(トゥルンテスっていうのがありますが、アルゼンチンのトロンテスとは無関係だそう。)


ラベル平面化画像。おしゃれ。ある意味ジャケ買いでもありました。
niverius1
ちゃんとリオハDOCaの認証シールが貼ってますね。

リオハDOCaの公式サイトというのもありますのでご参考。



さあ、抜栓。
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無印集成コルクですが、キャップシールはエンボスロゴ入りでカッコいいです。

「Rioja」としか書いてませんが、コルク頭には「U」の型押しがありました。
IMG_1198
いや、「N」ですね。NivariusのN。キャップシールの写真も反対か…。orz

Alc.13.5%
淡いレモンイエロー。
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花梨、甘いシロップ漬けの白桃。
甘みを感じた気がしますが、結局は辛口アタック。
味に濃さはあまりない、軽めの仕上がり。
喉越しでフレッシュな味わいが広がるのはいいですね。
後味でかすかな苦味が残りますがマイナスではないです。
テンプラニージョの片鱗かな?

いずれにしても初めて飲む味です。
おもしろ~い。


*****


Nivarius
Edición Especial Limitada
Tempranillo Blanco 2018
Colección Monovarietales
DOCa Rioja
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01

Winzer Krems Grüner Veltliner 2018

オーストリアのグリューナー・フェルトリナーです。
今まで甘口しか飲んだことのなかった品種ですが、これは単一品種の辛口。
表示も「Qualitätswein, trocken(辛口)」となってます。
経験値上げるためにお試しです。リカマンで1000円以下でしたけど…。(笑)


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透明ビンにスクリューキャップ。シンプルなラベルはいかにもお手頃風情。


公式ページは英語表示もできてしっかりしています。

見覚えのある名前だと思ったら、前にツヴァイゲルトを試したところでした。
オーストリアでは輸出で最も成功してるという大手の協同組合です。
所属の生産者は1,150、畑の総面積は990ヘクタールもありまして、
地域も、クレムスタールDAC、トライゼンタールDAC、ヴァッハウ、ヴァグラム、
カンプタールDACとドナウ川流域の生産地ほとんどをカバーするようです。
公式ページに各種ワインは載っていますが、醸造方法などの記載はなく情報は貧弱。
・グリューナー・フェルトリナー 100%
産地表示はニーダーエスタライヒ(Niederösterreich)州と広域になっており、
傘下の複数の畑にまたがっていることは想像つきますね。


Winzer Kremsを訪問しておきます。さすが立派な施設と規模です。
Krems01
オーストリアはストビューがないのでGoogle Mapにあった写真を拝借。
名前の通り、クレムス(Krems an der Donau)というドナウ川畔の町にあり、
クレムスタールDACの中心地になっています。

ニーダーエスタライヒ州は「Lower Austria」(下オーストリア)の意味で、
地図上、北(上の方)に位置しますが、国内では比較的標高が低い地域のため、
このように呼ばれるようです。その他DACとともに地図で確認します。
Krems02
やはり、ネットで拾い物の地図ではピンときませんね~。

例によって、Google MapにWinzer Kremsの周辺の産地を転記します。(笑)
Krems00
これら銘醸地はドナウ川流域に集中してるのがわかります。
有名なヴァッハウ(Wachau)やヴァグラム(Wagram)が、
DAC(=Districtus Austriae Controllatus)ではないのですが、
DACは品種をある程度規定してしまいますので、多種多様な品種や、
珍しい品種を使ってる名醸地はなかなかDAC認定しにくい実情があるようです。


ご存知かもですが、オーストリアのワインの情報については
Austrian Wineというオーストリアワインの公式ページがあります。

少々使いにくいですが日本語表示できるのがありがたいです。


ラベル平面化画像。
IMG_1033
透明ボトルは撮影が難しいんですよ。


さあ、抜栓ならぬスクリュー回転。
IMG_1053
いつものオーストリアの国旗カラーの認定マークが印刷されています。

Alc.12.5%。
緑がかったイエロー。
IMG_1054

シトラス、レモン的。青リンゴ。
かすかに甘み乗ったトロッケンです。
メトキシ青いニュアンスも感じます。
酸はあくまで爽やかにやさしく、
軽めの味を支えてくれる感じ。

嫌味なく楽しめるんですが、
値段相応の味わいでもあります。(笑)


*****


Winzer Krems Grüner Veltliner 2018
WWWポイント 77点



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Rocca di Castagnoli Molino delle Balze 2017 Chardonnay Tosacana IGT

先日、イタリア産のシャルドネを初めて試しました。
イタリアのモンラッシェとも言われる最高峰、ガヤのGAIA & REYです。
ふ~んてな感じで、美味しいではあるものの、今一つ感動はなかったので、
普通の(笑)イタリアのシャルドネも味わってみようとコレをゲット。


IMG_0681
いつものごとくリカマンのおつとめ品ではありますが…。(笑)
トスカーナ、シシリーに展開するTenute Calìというワイングループの本拠地、
ロッカ・ディ・カスタニョーリ(Rocca di Castagnoli)からのワインです。
ここのは色々リカマンに置いてるので、過去にキヤンティ・クラッシコも飲んでます。


公式ページはTenute Calìのサイトの中です。

・シャルドネ 100%
2日ほどの低温浸漬のあと、ステンレスタンクと木樽を半々使い発酵。
MLF(マロラクティック発酵)もステンレスタンクと木樽。
熟成はボトルで10ヶ月となっています。


この作り手はいくつかのワイナリーを所有してます。
Rocca_di_castagnoli02
シチリア島のも含め「Tenute Calì」を名乗るワイングループになっていて、
URLが「www.roccadicastagnoli.com」なのでわかりますが、
18世紀から続く「Rocca di Castagnoli」を1981年に購入し始まったそう。
シチリア島のワイナリー以降、2004~2005年で買い足したようです。


ロッカ・ディ・カスタニョーリに行ってみましょう。
Rocca_di_castagnoli01
周りも畑で風光明媚なので、ホテルも併設する大施設です。


ラベル平面化画像。
IMG_0196
トスカーナIGTですね。1995年制定のIGT(IGP)です。
トスカーナIGTの白に使っていい品種を列挙します。(ABC順)
Albarola、Ansonica、Chardonnay、Durella、Fiano、Gewürztraminer、
Grechetto、Greco、Malvasia、Manzoni Bianco、Moscato、Müller-Thurgau、
Pinot Bianco、Pinot Grigio、Riesling、Roussanne、Sauvignon Blanc、
Semillon、Trebbiano、Verdello、Verdicchio、Vermentino、Vernaccia、
Viognier、Welschriesling (Riesling Italico)...。
国際品種や聞いたことないローカル品種まで何でもありです。
これらの中からなら何を何%使ってもOK。ゆるゆる~!
ただし、品種を表示する場合は、その品種を85%以上使わないとダメです。
今日のシャルドネは100%なので問題なし。(笑)


さあ、抜栓。
IMG_0678

一応、コルクの平面化しておきます。
IMG_0679
紋章が入ってるのみ。

Alc.13.5%。
濃い黄色。
IMG_0680

ライム、バニラ、白い花、バター...。
樽は使ってないはずですが、なんとなく樽感。
若干酸味の乗った辛口アタック。
いかにも重そうな色ですが、案外軽めの味わい。
そうこうしていると酸味が目立ち出します。
複雑味は感じるんですが、
酸が軽さを強調して、それを「ない」ことに。(笑)
ごくかすかにカビ臭い感じが気になりました。

悪くはないのですが、
まだ若干ガヤの方がおいしい。(当たり前か?)


*****


Rocca di Castagnoli
Molino delle Balze 2017 Chardonnay
Tosacana IGT
WWWポイント 77点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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