Red Red Wine:「偉いワイン」探しの備忘録

ワインについて、僕SFが自分用のメモ・備忘録として書き込む場所です。 Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない。 かの有名な僕の名言です。(笑) あくまで自己流に、(お手頃価格の)ワインの世界を日々記録しています。 いつかその「偉いワイン」に出会うために。

WWWポイント:78点

Albert Bichot Pouilly-Fuissé 2016

マコネの白は過去多少は試してますが、やはりプイィ・フュイッセでしょうと、
大手アルベール・ビショーのプイィ・フュイッセ(Pouilly-Fuissé)をお取り寄せ。
ネットでは、ロワールのPouilly-Fuméと間違わないようになんて記事がちらほら。
確かにPouillyは同じですが、地域も違えば品種も違う。間違えないですよね~。(笑)


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Albert Bichotは1831年創業という歴史あるブルゴーニュの名門であり大企業。
ボーヌに本拠地を構え、コート・ドールは勿論、シャブリからボジョレーまで、
ブルゴーニュ地域全域に100haの畑と6つのドメーヌも所有ということです。
これで6代に渡る家族経営っていうんですから驚きですね。


公式ページはさすが大手です。情報豊富でよくできています。

圧巻は所有畑が示されているブルゴーニュ全体の1枚ものの地図。長い。(笑)
ワイン情報もミレジム毎ではないですが、全ラインアップの情報あり。
今日のプイィ・フュイッセは、こんな感じ。
・シャルドネ 100%
オーク樽が30%、温度調節付きステンレスタンクが70%で発酵を行い、
そのまま8ヶ月の熟成を行います。樽は軽そうですね。


さて、アルベール・ビショーを訪問。それこそ各地に拠点がありますが、
やはりボーヌが本拠地のようで、旧市街のすぐ横に広大な敷地があります。
AlbertBichot01
MaisonだったりDomainesだったりの表記がありますが、ドメーヌは6つ所有で、
なるほど「Domaines」と複数形になってるわけですね。


次はプイィ・フュイッセを確認。以前描いたマコネ(Mâconnais)の地図を見ます。
PouillyFuisse01
真ん中辺りのViré-Clessé以外の村名AOCはPouilly-Fuissé含めマコネ南端に集中。
ほぼボジョレーに隣接しています。地図にはMâcon-Verzéを書き込んでいますが、
これはルフレーヴのMâcon-Verzéを試したときの名残で、Mâcon-Villages
Mâcon AOC同様の、すなわち地域名(レジョナル)AOCになります。
(Mâcon-VillagesはVillages部分に村名を入れて表記が可能です。)

やはり今日は、プイィ・フュイッセを拡大せねばならないでしょう。(笑)
PouillyFuisse02
黄色の4村、ヴェルジソン(Vergisson)、ソルトレ・プイィ(Solutré-Pouilly)、
フュイッセ(Fuissé)、シェントレ(Chaintré)がPouilly-Fuisséを構成。

フュイッセ(Fuissé)の東側に、プイィ・ロシェ(Pouilly-Loché)と、
プイィ・ヴァンゼル(Pouilly-Vinzelles)の村名AOCがありますね。

サン・ヴェラン(Saint-Véran)が少しややこしいです。Saint-Vérandという、
「d」のついた村はありますが、AOCの範囲はその村よりはるかに北側に広く、
かつ、Pouilly-Fuissé AOCによって2つの部分に分断されています。

北側は、プリセ(Prissé)ダヴィエ(Davayé)の村からなり、Pouilly-Fuisséの
Solutré-PouillyもSaint-Véranが名乗れるそうですが、普通有名な方を名乗りますよね。

南側は、シャスラ(Chasselas)、レイヌ(Leynes)、シャンヌ(Chânes)、
サン・ヴェラン(Saint-Vérand)で構成されます。サン・タムール・ベルヴュ
(Saint-Amour-Bellevue)も白ならSaint-Véran AOCが名乗れるそうですが、
赤(ガメ)を作ればクリュ・ボジョレーのサン・タムール(Saint-amour)です。
この村はマコネとボジョレー両刀使いと言いうことですね。(笑)


エチケット平面化画像。
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裏ラベルに、冒頭で書いた作り手の説明と同じことが仏・英語で書かれてます。

しかし、これはインポーターのラベルを剥がしたからわかったことです。
なんと、メルシャンさん、こんな感じでベタ貼りしてありました。おい!
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さあ、抜栓。
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キャップシールは紋章入り。コルクは合成コルク。

コルク平面化。
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合成品ながらプイィ・フュイッセ専用でミレジムもきちんと入ってます。

Alc.13%。
しっかりとイエロー。
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蜜入りリンゴ、白桃、白い花。
辛口アタック。
後から甘み系の味が追って来ます。
シャルドネにしては濃くはないですね。
樽感も極々弱いものです。
苦味にも似た複雑味があり、
しっかり最後まで楽しめますが、
やはり思っていたのより若干軽め。

ブルゴーニュのシャルドネでも、
いろいろありまんな~。


*****


Domaines Albert Bichot
Pouilly-Fuissé 2016
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Te Henga Marlborough Sauvignon Blanc 2018

ずいぶん暑くなってきました。こんな時はニュージーランドのソーヴィニヨン。
ということで、やまやの店頭で適当にゲットしたのがコレ...。TE HENGA?
ラベルも変だし、少々気になりますがソーヴィニヨン・ブランに違いはないでしょう。
折りしもの夕食は親子丼にキツネうどん。黄色には黄色が合うの法則です。(笑)


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作り手の情報をネットで調べますが、今ひとつ詳しい情報がありません。
こうなると公式ページだけが頼りです。(笑)


公式ページはしっかりしたのがありました。

映像を交えながらぐだぐだ書いてるのですが、作り手の実体がつかめません。
所在はオークランドとしながら、マールボロとホークス・ベイのワインを出しています。
・ソーヴィニヨン・ブラン 100%
品種の特徴を出すため、いくつもの酵母を使い低温で発酵するそうです。
熟成はシュール・リーで2ヶ月です。

ワイナリーの住所がオークランドの「Babich Wines」気付(c/o)になってます。
で、よく調べると、Te HengaとBabich Winesのワインメーカーは同じ人でした。
Adam Hazeldineさんというお方。Babich WinesはBabich家の家族経営のようなので、
そこのワインメーカーがセカンドビジネス的に別ブランドを出したと推察します。(笑)


とにかくオークランドのTe Henga Wines c/o Babich Winesに行ってみましょう。
オークランド市街の西側、車で30分ほどのヘンダーソンという所にありました。
tenga01
実はこのワイナリーの西側に砂鉄性の黒っぽいビーチ、その名もTe Hengaがあります。
正式にはベセルズ(Bethells)ビーチと言うらしいので、Te Hengaは原住民語かな?


公式ページにあった動画がなかなか面白かったのでキャプチャーしました。
tenga02
ラベルデザインは、このビーチに吹く風が砂浜に生える草を砂に打ち付け、
できる跡にヒントを得てるそう。て言うっか、おじさん直接描いてるし。(笑)


最後に、産地のおさらいをしておきます。今日のはマールボロでしたね。
tenga03
マールボロのソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワール、ピノ・グリの他、
ホークス・ベイからのシャルドネを作っていますが、いずれにしても、
オークランドからはとても遠いです。ワイン作りってそういうものかな~。(笑)


ラベル平面化画像。1枚ものですが、何という形!
IMG_2272
裏はインポーターのラベルと一体になってるわけですね。


さて、抜栓じゃなくて、スクリュー回転。
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一応、ワイン名入り。で、鳥はなぜ描かれているの?ビーチだから海鳥か。

Alc.12.5%。
薄い黄色。
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シトラスのような柑橘系とパッションフルーツ。
アスパラ? 緑のニュアンスはごく弱いけどあります。
ライムの辛口アタック。
やはり酸もフレッシュ生き生きです。
キンキンに冷やしてるのでグラスが曇ります。(笑)
ビール代わりのようにおいしくいただきました。


*****


Te Henga
Marlborough
Sauvignon Blanc 2018
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Domaine Cauhapé Chant des Vignes 2018 Jurançon Sec

先日AOCイルレギーのワインを試した時、自作マップの足らずを延長しました。
その時「まだまだ南西地方の端っこの方のワインは試してないな~」と気づき、
甘口白で有名と聞いているジュランソンをいただいてみようと思いつきました。
ところが、ゲットしたのがAOC Jurançon Secという辛口白ワイン。
いつもながら中途半端に課題が残った感じになってしまいましたが(笑)、
まずは辛口のジュランソン・セック、お試しです。


IMG_2515
ドメーヌ・コアペという作り手、やはり甘口で世界的に高評価なんだそうですが、
「辛口でも素晴らしいものが作れるということを示したい」との思いから、
辛口ワイン造りにも本格的に力を入れているそうです。そりゃ、楽しみです。
ちなみに辛口のセック(Sec)に対し甘口白はモワルー(Moelleux)と言います。


公式ページは必要十分。写真も多くて楽しいです。ただしフランス語のみ。
Jurancon03
今日の辛口白、裏ラベルにもセパージュはありましたが、
・グロ・マンサン(Gros Manseng) 60%
・カマラレ(Camaralet) 40%
となっています。
グロ・マンサンはプティ・マンサン(Petit Manseng)とともに、南西地方、
特にジュランソン、ベアルンでの主要品種ですね。
カマラレはこの地域の補助品種。補助品種にはクルビュ(Courbu)というのもあります。
除梗後、スキンコンタクト12時間、発酵後、ステンレスタンクで5ヶ月熟成。
このとき澱は取り除かず、いわゆるシュール・リー(Sur Lie)で行います。


ジュランソンの作り手を訪問しますよ。まわり何もないすごい田舎です。(笑)
Cauhape01
立派な門がありますが、奥までの一本道はストビューでは行けませんでした。

AOCイルレギー入れて延長した自作マップでジュランソンの位置関係を確認。
Jurancon01
ポー川(Gave de Pau)とオロロン川(Gave d'Oloron)の間になります。
ベアルン(Béarn)も同じ2川に挟まれていますが、もう少し下流です。
とにかく川に注目すれば生産地の位置関係や広がりが理解しやすいです。

南西地方の正しい(?)地図もお口直しに貼っておきます。
Jurancon02
しかし、南西地方と一括りにできないぐらい広範囲かつ多様性がありますね。


エチケット平面化画像。
IMG_2234a
サインが入ってますが、現当主のHenri Ramonteuさんです。
公式ページに氏の考え方や意気込みが書かれていました。


さあ、抜栓。
IMG_2510
キャップシール、コルク、専用品でカッコいいです。

コルク平面化。
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ブドウと手はドメーヌのマークですね。「JURANÇON」も誇らしげ。

Alc.14%。
イエロー。かすかに緑っ気。
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グレープフルーツ、ネーブル、リンゴ。
甘みのように感じましたが辛口アタックですね。
フルーティさを湛えた穏やかな酸味がそう感じさせたのかも。
香りに呼応して、絞ったグレープフルーツという味がします。
けっして奥深い味わいではないんですが薄っぺらくはなく、
トロりとした舌触りがおもしろいです。
奥の方に微妙な苦味も発見しました。

世の一般的な国際品種の白とは明らかに違いますね。
そういう意味で新発見な味わいです。


*****


Domaine Cauhapé
Chant des Vignes 2018
Jurançon Sec
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WhiteWhiteWine01

Outlot Wines Chardonnay 2016 Sonoma County

カリフォルニアの良さげなシャルドネ~と適当にゲットした1本。
ラベルデザインが気に入ったぐらいの理由で選んでいますので、
素性やらバックグラウンド情報は全くない状況でお試ししました。


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お試しした後に色々調べてみたんですが、なんともスキッとしない感じです。


公式ページはちゃんとありましたが、ワイナリーについてほとんど情報なし。
ソノマのHealsbergの「町外れ」の畑を「Outlot」と呼んだことが名前の由来。
地元では「Magnolia Peninsula」と呼ばれていた場所だそうで、その名前に因み、
Magnolia(モクレン)の花がラベルデザインになってるんだそうで。以上。(笑)

ラインナップはソーヴィニヨン・ブランとカベソーと今日のこのシャルドネのみ。
シャルドネは複数のクローンが植えられ、ブルゴーニュのディジョン・クローンや
フレッシュなクローン17、トロピカルなクローン4など。
それぞれのクローンの特徴を生かした醸造をして最終的にブレンドしてるそう。
全房をプレスしオーク樽で発酵させ、熟成はフレンチオーク樽で12ヶ月。

ワイン情報はありますが、ワイナリーの実態がわからないと思ったら、
大手ワイナリーグループが最近立ち上げたブランドのようです。

Accolade Wines(アコレード・ワインズ)というオーストラリア最大で、
かつ世界最大級のワイン会社がOutlet Winesを所有する親会社になります。

Accolade Winesは、Hardysを中核に、Grant Burgeなどのオーストラリアのブランドの他、
ニュージーランド、アメリカ、南アフリカ、チリの多数のブランドを傘下に持ちます。
実はこのアコレード、2018年にアメリカの投資会社Carlyle Group(カーライルグループ)
に買収されていて、本当にこのワイン業界というのはこんがらがっち―です。


とにかく、ワイナリー訪問しようとしましたが、「Outlot Wines」は見つからず、
「Magnolia Peninsula」という場所も検索にヒットしません。

ブドウの出所はデータシートにはSonoma County、Alexander Valleyとあります。
一応ソノマ・カウンティの地図で見ておきましょう。Healsbergの北側です。
Sebast03
まあ、それなりにちゃんとした畑からのブドウをそれなりにちゃんと醸してる、
大手グループが作ったコスパの高い優良ワインということなんでしょう。(笑)


ラベル平面化画像。
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所在が「Santa Rosa」となってますが、そこでも発見できませんでした。

インポーターはアコレード・ワインズの日本法人が直接やってるようです。
IMG_2280
このシールは裏ラベルを隠さずに上手に貼ってありました。


さあ、抜栓。
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しっかりと「OUTLOT」のロゴが入ってます。

コルク平面化。横にも「OUTLET」ロゴ。ここにはミレジムを入れようよ。
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情報のあまりないサイトのURLが書いてあります。DIAM10採用です。

Alc.14.5%。
濃いめのゴールドイエロー。
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リンゴ、白い花。
バニラ、バター。樽効いてます。
フレッシュな酸の乗った辛口アタック。
酸のお陰で軽さを感じますが、
芯にコクとミネラル感とも取れる凝縮感があってエレガント。
酸による軽めの感じのままフィニッシュしますが、
ソノマのちょっといいシャルドネ感が味わえて満足。


*****


Outlot Wines
Chardonnay 2016
Sonoma County
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Luis Felipe Edwards Chardonnay Reserva 2016

チリのルイス・フェリペ・エドワーズのシャルドネをいただきます。
スーパーにもたくさん出回っていて安物風情が漂ってるブランドですが、
ちゃんと上等シリーズもあって、昔アメリカ在住中はいくつか試してました。
かなりレベルは高かったんですが、残念ながら日本ではとんと見かけません。


IMG_2001
というわけで、スーパーで売ってたシャルドネ、ハーフボトルです。
ゲロまずではないでしょうから、サクッと楽しむにはいいかもしれません。


公式ページには1976年創業からの歴史やバックグラウンドの解説があります。

しかしながら、肝心のワインの情報が載っていません。

ワイン紹介は別URLの別サイトという不思議なことになってます。

今日のレセルバもヴィンテージ毎にPDFのデータシート完備です。
・シャルドネ 100%
熟成はフレンチオーク樽で6ヶ月だそう。(同シリーズの赤は8ヶ月。)


今日のワインはマウレ・ヴァレーとなってるのでここではないのですが、
コルチャグア・ヴァレーにある本拠地を訪問。(ストビューなしでした。)
LFE03
サン・フェルナンドとサンタ・クルスの間のナンカグアの町に近いです。
例のティンギリリカ川がコルチャグア・ヴァレーを貫いています。

ルイス・フェリペ・エドワーズの所有畑は各地にあり、公式サイトの地図で確認。
LFE01
さっきの写真はこの地図の(4)のところですね。
マウレはずっと南、リナレスの近くに畑があるようですね。地図中の(6)です。
マウレ・ヴァレーはマウレ川が流れていますが、リナレスの方はマウレ川の支流、
ロンコミージャ川が流れています。


ラベル平面化画像。
IMG_1996
サインのところ、画像が欠けましたね。Nicolas Bizzarri/Winemakerです。


さて、スクリュー開栓。
IMG_1998
一応、キャップはワイナリー名入り。

Alc.13.5%。
イエロー。
IMG_1999

青リンゴ、ライム、バター。
6ヶ月ってことでしたが、割と樽は効いてますね。
辛口アタック。
味の芯はあって薄っぺらくないのがいいです。
喉越しから余韻にかけて、
酸が絶妙に喉をくすぐる感じがします。
これは、じゅうぶん楽しめましたよ。


*****


Viña Luis Felipe Edwards
Chardonnay Reserva 2016
Maule Valley
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WhiteWhiteWine01

La Gascogne d’Alan Brumont Gros Manseng Sauvignon 2018

アラン・ブリュモンのお手頃「ラ・ガスコーニュ」シリーズの白です。
このシリーズの赤はお膝元マディランの主要品種タナにカベソーのブレンドでした。
白はやはり、ジュランソンのグロ・マンサン&プチ・マンサンでおなじみの、
グロ・マンサン(Gros Manseng)にソーヴィニヨン・ブランのブレンドです。
面白いじゃないですか、アランさん。


IMG_1807
いかにもローエンドって感じのラベルデザインでスーパーで売ってます。
1000円そこそこですが、やっぱり腐ってもアラン・ブリュモンです。
こういうのを気軽に楽しめるというのはいいことです。


公式ページにはちゃんとこのワインも紹介されています。

しかし、日本のインポーター(三国ワイン)の方が情報は少し多いです。
セパージュは、
・グロ・マンサン 50%
・ソーヴィニヨン・ブラン 50%
のようです。機械収穫って正直に書いてます。(笑)
樽はなく、タンクでシュール・リーの6ヶ月熟成です。


作り手訪問ですが、Google Mapでは何度行っても建設中です。(笑)
Brumont01
アドゥール川沿い、マディランとサン・モン(Saint-Mont)の間に、
このドメーヌ・アラン・ブリュモンと所有シャトーのモンテュスがあります。

ネットで拾った南西地方の地図で全体を見渡します。
Brumont03
一応、AOCIGPは色分けしてありますね。まあまあ、わかりやすい。
マディランはコート・ド・ガスコーニュIGP(Côtes de Gascogne)に包括されます。
グロ・マンサン&プチ・マンサンのジュランソンも近いですね。
これも試してみたい。甘口のモワルーと辛口のセックがあるようです。

恒例のGoogle Map転記バージョンです。
Brumont02
産地を理解するために「川」にしっかり色を付けてあります。
アドゥール川(Adour、ガスコーニュ語ならAdor)は見つかりましたか?


エチケット平面化画像。
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裏ラベルはインポーター貼り替え版ですが、ちょっと解像度が悪いですね。
三国ワインさん頼みますよ。


さあ、スクリュー開栓。
IMG_1804
まあ、無印なのは仕方なし。

Alc.12.5%。
ゴールドイエロー。
IMG_1805

ライムというか夏ミカン。青リンゴ。
甘みを感じたかと思ったら実は酸味だったというアタック。
ソーヴィニヨンの性格が出てる気がしますね。
半分ソーヴィニヨンですからね。
この酸を楽しめればいい味だと思います。
味わいも夏ミカンっぽく、
ミントっぽい爽やかさも発見しました。
サクッと白をいただくには大変よろしい。


*****


Alain Brumont
La Gascogne d’Alan Brumont
Gros Manseng Sauvignon 2018
Côtes de Gascogne IGP
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WhiteWhiteWine01

Tinazzi Opera N°2 Vinum Italicum Chardonnay Malvasia Puglia 2018

ティナッツィというヴェネト州のワイナリーです。
以前、ここのOpera N°3 Vinum Italicum(オペラ第3楽章・イタリアワイン)
というのをいただいてます。イタリアを代表する3品種のブレンドで、
本拠地ヴェネト州のコルヴィーナ、プーリア州のプリミティーヴォ、
シチリア島のネロ・ダーヴォラの3品種という面白い試みのワインでした。
今日のこれは白、Opera N°2(オペラ第2楽章)だそうです。


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マルヴァジーアは地中海というかイタリアらしい品種ではありますが、
シャルドネはどうなんでしょうね。イタリア全域で広く栽培はされてますが。


公式ページには何とこのワインが載っていません。

それどころかネット上にほとんど情報がありません。
困りましたね~。

ポーランドのブログに「この料理にマッチしました!」的なのはありました。
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おいしそうな料理ですが、ワインについては全く触れず。(笑)

IGPプーリアなのでTinazzi傘下のプーリア州のワイナリーで作ってるんでしょう。
(Cantine San GiorgioとFeudo Croceというワイナリーを所有。)

とにかく、適当にFeudo Croceに訪問してみます。
Feudo01
プーリア州はイタリアのブーツのヒール部分でしたね。
2008年の画像に時を戻すとこの建物が跡かたもありません。
比較的新しく建てたみたいですね。

ついでなのでもう一つのプーリアのワイナリー(Cantine San Giorgio)も訪問。
Feudo02
先ほどのFeudo Croceからは車で10分くらいのご近所でした。

さて、せっかくなので(笑)IGPプーリア(Puglia)をおさらいしておきましょう。
(IGP = Indicazione Geografica Protetta;保護指定地域表示)
使用可能な品種が、黒品種26に対し白品種が31もあります。以下に列記。

Asprinio、Bianco di Alessano、Biancolella、Bombino Bianco、Chardonnay
Cococciola、Coda di Volpe、Falanghina、Fiano、Francavidda、Garganega、
Gewürztraminer、Greco、Grillo、Impigno、Malvasia、Manzoni Bianco、
Montonico Bianco、Moscato、Mostosa、Pinot Bianco、Pinot Grigio、Riesling、
Sauvignon Blanc、Semillon、Sylvaner Verde、Trebbiano、Verdeca、Verdicchio、
Vermentino、Welschriesling (Riesling Italico) の以上31種。ああ、しんど。

おなじみの国際品種やイタリア有名品種から聞いたことのないものまで勢揃い。
ちゃんと今日のシャルドネとマルヴァジーアも入ってます。

単なるBiancoなら何をどれだけ何種類ブレンドしてもOKですが、
品種表示するバリエタルは、その品種が85%以上含まれていないといけません。
ただ、今日のワインは「シャルドネ・マルヴァジーア」とダブル表示です。
こういう場合は「Dual varietals」というパターンが許されています。
(すなわち、第1品種が50~85%、第2品種が15~50%となります。)


ラベル平面化画像。ルカ・マローニ91点のシールが誇らしげです。
IMG_1704
裏ラベルはインポーター貼り替えパターン。上から貼って隠されるよりマシです。
しかし、大した情報はなし。


さあ、抜栓。おっ、久々のノマコルクです。
IMG_1790
一応ワイナリー名は入ってますが上に写っている通りなので平面化はなし。

Alc.13%。
薄いゴールドイエロー。割と粘性の涙。
IMG_1791

白い花、青リンゴ、かすかに柑橘系、アーモンドも。
一応樽は使ってる感じですね。
辛口アタック。
ミントっぽい甘さの印象も出てきます。
酸ではないですがクールな印象があります。
喉越しにミネラル感もありました。
悪くないだろう。(ぺこぱ風に…)


*****


Tinazzi
Opera N°2
Vinum Italicum
Chardonnay Malvasia
Puglia 2018
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Sébastien Brunet Vouvray Arpent 2017

ロワールはトゥーレーヌ、AOCヴーヴレイ(Vouvray)をいただきます。
このAOCはシュナン・ブランからの白のみになります。
Vouvrayではシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式による発泡ワインや、
極甘口の貴腐ワイン(Moelleux)も同じくシュナン・ブランから作られます。


IMG_1457
京都の高島屋の店頭で何本かあったヴーヴレイのうち、適当に選んだ1本です。
デパートだと結構選べるんですが、普段は近所の酒屋メインになっちゃいます。(笑)
もっといろいろ出かけなくちゃだわ。


作り手はセバスチャン・ブリュネ。当主名がドメーヌ名になってます。
16世紀からの先祖代々の畑はあったようですが、2007年にドメーヌとして開始。
公式ページはシンプルかつ最小限の情報になってますが、まあまあ見やすいです。

今日のワインはドメーヌのベーシックラインで樹齢30年の若木から作られます。
シレックス(火打石)+粘土質の土壌の畑で、リュット・レゾネで作られます。
80%はステンレスタンクで、20%は木樽で、ごく短い熟成をするようです。
インポーター情報では、ステンレスは2ヶ月、樽は12ヶ月となってます。)


シャンセ(Chançay)というヴーヴレイの町にあるドメーヌ訪問。
Brunet01
田舎の一般のお宅風情ですね。ロワールとかこんなのが多いです。

これがAOCヴーヴレイの地域がわかる地図です。
Brunet03
ドメーヌの場所も赤マルで示しました。シャンセ(Chançay)もわかりますね。

ヴーヴレイの地図だけ眺めていても他地域との位置関係がわかりませんから、
例のごとくトゥーレーヌとサントル・ニヴェルネのGoogle Map上に表示。
Vouvray02
ロワール川中域、トゥールの町に隣接してるのがわかります。(クリックで拡大下さい。)
この辺りまでがシュナン・ブランで、以東はソーヴィニヨン・ブランが増えます。


エチケット平面化画像。裏ラベル含め、あっさりシンプル。
IMG_1458
インポーターシールは剥がしています。

しかし、インポーターシールのこの無神経な貼り方。
IMG_091
せっかく横長のシールなんだから、オリジナルを避けて貼れたはずです。
テラヴェール
さん、頼みますよ。(笑)


さあ、抜栓です。
IMG_1454
「Arpent」と書いてあるのでこのワイン専用になりますね。

コルクも平面化します。
IMG_1455
出ました、ノマコルクです。個人的にはDIAMより好きです。(笑)

Alc.13%。
イエローゴールド。
IMG_1456

青リンゴ、マーマレード。
最初にツンと欠陥臭的なものを感じましたが、
なぜかすぐ消えました。
辛口アタック。
酸は割と舌の上で主張しますね。
味は薄っぺらくないので、
じっくり味わうとミネラル感も感じ、これは楽しめます。

ただ、ニコラ・ジョリーのシュナン・ブランを知ってしまうと、
他のシュナン・ブランの評価が厳しくなってしまいます。(笑)


*****


Domaine Sébastien Brunet
Vouvray Arpent 2017
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Corinzio Catarratto-Inzolia 2018 Terre Siciliane IGT

KALDIで見つけたお手頃シチリア白ワインです。
ポイントはカタッラットインツォリアというシチリア島のローカル品種。
NHKのEテレでやってる「旅するイタリア語」は今シチリア島の旅なので、
番組で出てくる白ワインはこんなやつかな~なんて思いながら見るのがオツです。


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高級感はゼロですが、これがまたローカルっぽくていいです。
いかにも現地の安レストランで出てきそう。
逆に輸出に回されて日本まで来てることにも驚きますが。


作り手を調べようと、公式ページを探しますが見つからず。
裏ラベルからパチェコ(Paceco)の町にあるA.V.S.という所とわかりますが、
それ以上何もわからず。検索も全く引っ掛かりません。

カタッラットインツォリアをブレンドしたワインは他にも見つかって、
だいたいカタッラット主体(60~70%くらい)のようです。
カタッラットはシチリア島で最も栽培されている白ブドウ品種だそうで、
かつ一番歴史が古い品種でもあるそうです。
インツォリアもシチリア島原産ではありますが、一部トスカーナでも栽培され、
アンソニカ(Ansonica)というシノニムで知られています。

どちらも島西部、パレルモ、トラパニ、アグリジェントなんかで栽培されてるそう。
Sicily01
パチェコはトラパニの町のすぐ近くです。


また、今日のワインはIGT Terre Sicilianeなので一応確認。
地域はシチリア島全域、白ワインに使っていい品種は以下の通り。
CatarrattoAnsonica、Carricante、Chardonnay、Damaschino、Fiano、
Gewürztraminer、Grecanico Dorato、Grillo、Malvasia、Manzoni Bianco、
Montonico Bianco、Moscato、Müller-Thurgau、Pinot Bianco,、Pinot Grigio、
Riesling、Sauvignon Blanc、Semillon、Trebbiano、Vermentino、Vernaccia、
Viognier、Zibibbo...
聞いたことないのもありますが、主要国際品種も揃っていて何でもOKです。
当然ちゃんとカタッラットとインツォリア(=アンソニカ)はありますね。


エチケット平面化画像。
IMG_0885
今日のようにネット情報皆無の場合は裏ラベルだけが頼りですが、
所在地とテイスティング情報だけでした。


さあ、抜栓。
IMG_1129
汎用品ですが、テクニカルコルクのDIAM3(3年耐用)を採用です。

コルクも平面化。
IMG_1130

Alc.12.5%。
淡いイエロー。
IMG_1131

ライム、洋梨。
裏ラベルにローストしたアーモンドと書いてましたが、
本当にアーモンドが香ります。面白い。
樽なんか使ってないでしょうから樽香じゃなさそうですし。
シンプルな酸の辛口アタックです。
柑橘系の味わい、グレープフルーツほど酸味は強くないので、
ネーブルって感じがしました。
軽口なんですが、安物然としてなくていいですね。


*****


Corinzio Catarratto-Inzolia 2018
Terre Siciliane IGT
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01

Bodega El Esteco Elementos Torrontés 2019

アルゼンチンのトロンテスをいただきます。
2018年のソムリエ二次試験のテイスティングワインとして出題されました。
おそらくそんなことでもないと、完全にスルーしていた品種です。白ですし。
マルベックやタナとかはいいですよ。フランスでも栽培されてますし。
しかし、トロンテスはアルゼンチンにしかない土着品種ですからね。
誰もこんなの当てられません。でも、後学のため味見はしておきましょう。(笑)


IMG_1072
スペイン語の発音は「トロンテッス」と最後の音節にアクセントです。
そして、「rr」は巻き舌です。(笑)


公式ページはいい感じですが、この「Elementos」というシリーズは載ってません。

おそらく輸出用のお手頃バリエタルなんでしょう。
上等バージョンは低温浸漬、樽熟、シュル・リーとか手間をかけてるようですが、
これはローエンドですからステンレスタンクでポンのようです。


アルゼンチンへ飛んでワイナリー訪問。ストビューでは入り口から近づけず。
Esteco01
カファジャテ(Cafayate)という町の近くです。建物は立派ですね。
アルゼンチンの有名な生産地のメンドーサからはずいぶん北の方になりますが、
1892年創業といいますから、アルゼンチンでは最古の部類のワイナリーです。

アルゼンチンの生産地マップで位置関係を把握します。
Sudamerica01
Cafayate Valleyってありますね。サルタ(Salta)州に属します。
El Esteco周辺のValles Calchaquíesという畑は標高1800mにあるそうです。

一応お約束なので、Google Mapでも確認しておきましょう。
Tescoco
アンデス山脈の両側にチリとアルゼンチンの産地が対のように連なってます。


ラベル平面化画像。
IMG_1027
まあ、とにかくシンプルですね。


さあ、スクリュー回転。
IMG_1070
見事な無印キャップ。(笑)

Alc.13.5%。
薄いゴールド。
IMG_1071

梨のコンポート、白桃、白い花~。
かすかに白檀のような芳香があります。
生き生き酸味乗った辛口アタック。
多い香りが果実味を盛り立ててくれます。
厚みはないんですが味の輪郭は感じます。

個性的でいいんじゃないでしょうか。ヴィオニエ的?
しかし、花々しい香りは食事に合わせにくそうです。(笑)


*****


Bodega El Esteco
Elementos Torrontés 2019
WWWポイント 78点



WhiteWhiteWine01
--- Red Red Wine ---

:「偉いワイン」探しの備忘録

"Grand Vin(偉大なワイン)は「偉いワイン」とは限らない"

かの有名なSFの名言です。(笑)
あくまで自己流にワインの世界を日々記録しています。
いつかその「偉いワイン」に出会うために。偉いワインとは?

尚、 各記事末の「RRWポイント」なる点数はロバート・パーカー気取りのマイ評価です。

• 即ち、50~100点の100点満点評価
• 白ワインWWWポイントは80点満点


So much wine, so little time...

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